自民党総裁選、野田聖子氏が望月記者に推されて「いい迷惑」!?

3月には「エコひいき」ツイートも
2021年09月19日 06:01

自民党総裁選の告示直前に立候補した野田聖子氏を巡り、東京新聞の望月衣塑子記者が「推しメン」に掲げたことが波紋を呼んでいる。

望月衣塑子氏(写真:Motoo Naka/アフロ)

望月氏は自社以外のメディア露出にも熱心で「タレント気取り」との評判はいつものことながら、発言の舞台となったのは朝日新聞系のアエラドットの「高市氏でも野田氏でもシラける女の総裁選の闘い」。編集部記者がジェンダー目線で書くあたりは安定の“朝日らしさ”とも言えるが、望月氏が嬉々として取材に応じているのが目に浮かぶようなタイトルだ。

この記事が掲出されたのは12日だから野田氏の立候補が正式に表明される前の段階。保守系の高市氏が台頭著しいことへの嫌悪感や危機感も大きいのだろう。その代わりに野田氏の出馬を期待する文脈なのは明らかだが、アエラドットが野田氏の推薦者として人選したのが望月氏というのがいかにも「その層に向けて」と言えるかもしれない。

記事では高市氏について、望月氏に「安倍さんへの忖度」とレッテルを貼らせた上で、野田推しに入る。

野田氏は自民党の幹事長代行で、大臣も何度か経験している。与党の動きもわかっている。フランクで話しやすい人柄で、官僚たちにも野田ファンは多いのです

野田氏といえば夫の経歴をめぐるスキャンダルがついて回るが、これへのフォローも忘れない。

野田氏イコール夫ではないわけで……。たとえば、夫婦別姓が進んでいるフランスならば、夫がどうであろうが妻は別人格ととらえられるでしょう

自民党総裁選に立候補した河野氏、岸田氏、高市氏、野田氏(写真:代表撮影/ロイター/アフロ)

選択的夫婦別姓への持論など、野田氏が自民党内きってのリベラル政治家なのは言うまでもないが、自民党政権をさんざん非難してきた「新聞記者」と親和性があるとはいえ、総裁選で集票効果にプラスで働くのだろうか。ツイッターでは自民党支持者と見られる人たちがこの記事について

夫婦は別人格だから夫が元暴力団員でも問題無い、と野田聖子を庇っているが、あれだけ昭恵夫人の件で安倍前総理を攻撃していたのは何だったのか(苦笑)

と「ダブスタ」を指摘すれば、

私は望月衣塑子でも小川彩佳でも左翼マスコミ人に白けるけど。私は高市早苗氏でも野田聖子氏でも他の男性二氏でも自民党総裁に選ばれたら応援する。朝日も東京新聞も所詮「誰が選ばれても立民共産推し」だろ。

と編集部の意図を見透かしてスルーされていた。

しかし望月記者はどこ吹く風のようだ。総裁選の論戦がスタートし、森友問題の再調査に野田氏が言及すると、早速取り上げた自社記事をツイート。

望月氏の「野田推し」があからさまなのは、今年3月、ともに総務相だった野田氏、高市氏が大臣在任中にNTTから接待を受けていたと指摘した週刊文春の報道があったときのツイートだ。記事の見出しには野田氏も入っていたのに、なぜか高市氏にしか触れていないという露骨さだった。

これでは周囲に「エコひいき」が丸わかりになり、野田氏との関係性に憶測を呼びそうなものだが、何も考えていなかったのだろうか。野田氏にとって「いい迷惑」かもしれない。

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