4月30日、実は「プレミアムフライデー」だった

「プレミア無フライデーですわ」の声も
  • 祝日と土曜日に挟まれた4月30日はプレミアムフライデー
  • 本当は会社を早く出て買い物や飲み会を楽しむハズだった
  • シャープ公式ツイッターの切ない投稿も話題に

Marco_Piunti/iStock

ゴールデンウィーク(大型連休)が始まったものの、東京・大阪など4都府県では今なお緊急事態宣言が続いており、ステイホームの休日を余儀なくされている人も多い。昭和の日(4月29日)の祝日と土曜日に挟まれた4月30日は、有給休暇を取って休みにしている人もいるだろう。

そうした中で世間ではほとんど忘れされてしまっているが、4月30日は実はプレミアムフライデーだった。これまでもユニークなツイートがしばしば注目されていた家電大手シャープの公式ツイッターは、ポツリとこうつぶやいた。

プレミアムフライデーは、毎月最後の金曜日は早めに会社を出て、買い物をしたり飲みに行ったりすることを推奨する政府キャンペーン。15時退社を推奨し、働き方改革を進めると同時に、個人消費の拡大を目指している。

だが、4月30日はそもそも有給休暇を取っている人も多い上に、昨年以来リモートワークを続けている人も多い。「15時退社って、そもそも会社行ってないよ!」と思う人も多いだろう。

しかも、3度目の緊急事態宣言により、「不要不急の外出」を避けるよう呼び掛けられており、対象地域の百貨店やショッピングセンター、映画館、カラオケなどには大規模な休業要請が出されている。

飲食店では酒類の提供が制限され、時短営業を余儀なくされている。買い物を楽しんだり飲み会に行ったりできる状況とは、ほど遠い。

「外飲み」も増えているが…(SAND555/iStock)

コロナ禍でも継続中

プレミアムフライデーが始まった2017年には、コロナウイルスの蔓延など誰一人予想していなかったはず。当時から「15時退社なんてムリ」という声もあったものの、それでも少しずつ認知度をあげていた。

シャープのツイートには、こんなリプライが寄せられた。

プレミア無フライデーですわ

さっさと仕事を切り上げて。街で一杯ひっかけよう。って日だったけ。懐かしい

プレミアム(感全くない)プライデー

当初から皮肉に満ちていたプレミアムフライデー。意味はもう思い出す事はありません

最近は、当初の目論見とはかけ離れた世の中になり、プレミアムフライデーはもはや終了かと思いきや、「新しい生活様式」を取り入れてデリバリーサービスやオンラインを活用した取り組みを進めているという(参照:プレミアムフライデー推進協議会ENCOUNT)。

 

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