高市早苗氏が台湾・蔡英文総統とウェブ対談のサプライズ、中国を刺激か
安倍前首相も「世界が注目」と煽る自民党総裁選は20日、党青年局・女性局主催の候補者討論会が行われたが、高市早苗氏が討論会後にサプライズ。ツイッターで台湾の蔡英文総統とのウェブ対談を行ったことを明らかにした。安倍前首相もすかさず「世界が注目」と、たたみかけるようにツイートした。

高市氏はツイッターで、「台湾民進党蔡英文主席とWeb会談 日台実務交流の拡大と深化に向けて意欲」と見出し風の書き出しをした上で、「20日夕刻に、蔡英文主席対談をウェブ上で行いました。会談は、通訳を介して円満に進められ、安全保障を含む実務交流の拡大と深化に向け、前向きな話合いとなりました。その模様は、ほどなくYouTubeにて公開される予定です。」と報告した。
台湾民進党蔡英文主席とWeb会談
日台実務交流の拡大と深化に向けて意欲
20日夕刻に、蔡英文主席対談をウェブ上で行いました。会談は、通訳を介して円満に進められ、安全保障を含む実務交流の拡大と深化に向け、前向きな話合いとなりました。その模様は、ほどなくYouTubeにて公開される予定です。 pic.twitter.com/zuYLIg7jv2
— 高市早苗 (@takaichi_sanae) September 20, 2021
高市氏がこのツイートをしてからわずか14分後、政界屈指の228万人のフォロワーを擁する安倍氏のツイッターがすかさず反応。「自由と民主主義を守る二人の会談。世界が注目」と、支持層に煽るように拡散を買って出ていた。
自由と民主主義を守る二人の会談。世界が注目。 https://t.co/qd4VAOWrNa
— 安倍晋三 (@AbeShinzo) September 20, 2021
仮に高市氏が総裁選で当選し、首相になった場合、ウェブ対談であっても、国交のない台湾の蔡総統との「トップ会談」は外交的に困難になる。日本は1972年、中国との国交正常化の際に合意した共同声明で、「日本国政府は、中華人民共和国政府が中国の唯一の合法政府であることを承認する」との文言が盛り込まれ、中国政府による「一つの中国」原則を尊重することが取り決められている。
今回の会談実現は、総裁選で高市氏の存在感をさらに押し上げるためのサプライズ効果や高市氏の外交能力、台湾を支持する日本国内の保守層へのアピールなどを意図したとみられる。一方で、高市氏が現職の首相ではないとはいえ、総裁選の最中に「日本国の次期首相」をめざす高市氏が、台湾の現職総統とのウェブ会談を行ったことは中国政府を刺激する可能性が高い。中国側が今後なんらかの抗議声明を出すのか注目される。
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