【連載】新聞社の黒歴史に迫る #3 PRと見まごう政治記事 真偽見分けに必要なことは?

『言論統制というビジネス』著者、里見脩氏に聞く
ライター・編集者
  • 『言論統制というビジネス』著者に聞く、メディアの過去・現在・未来を問う最終回
  • コロナでも注目「失敗の本質」はメディアにも相当。変わるためには?
  • ステマやフェイクニュースが横行する時代、読者の側は何を意識したらいいのか?

戦時期のメディアの「黒歴史」に迫った新刊『言論統制というビジネス―新聞社史から消された「戦争」―』(新潮選書)が注目される里見脩さん(元時事通信記者、大妻女子大学人間生活文化研究所特別研究員)への連続インタビュー。最終回は岐路に立つメディアが変わるためには?真偽ないまぜに情報が氾濫する時代に私たちが心構えすべきことは?筆者と里見さんの議論が展開します。

y-studio /iStock

「先を知る」ためには「過去を知れ」!

――日本の政治や社会で何らかの構造的問題が露見すると、すぐに「戦前と同じ」と批判する傾向は今でも見られます。政府のコロナ対応でも旧日本軍の戦略のなさを指摘した『失敗の本質』(中公文庫)が引き合いに出されました。しかしそうした批判をするメディア自身も、なかなか変わることができない。どうすればいいのでしょうか。

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