「『中国寄り』ということはない」河野太郎氏がブログで改めて説明

総裁選開票前日、親族企業の問題説明
2021年09月28日 18:00

自民党総裁選の投開票を翌日に控えた28日、河野太郎氏がブログを更新。「私にお寄せいただいているご指摘・ご質問について」と題した記事を投稿し、ネット上で保守系の人たちからの攻撃材料になっている中国への外交スタンスや、親族が経営する部品メーカー「日本端子」の問題について説明した。

河野太郎氏(政府インターネットテレビ)

記事は、自民党のYouTube公式チャンネルで26日にアップされた「河野太郎候補特番#01 河野太郎がご批判に正面から答えます」を書き起こしした。党員投票はこの日必着で実質締め切られているが、議員投票は29日当日に行うため、ネット上で強まるネガティブキャンペーンに対応したとみられる。

番組では、司会を務めた鈴木憲和衆議院議員(山形2区)が「河野さんは『中国寄りではないか』という指摘があります」と切り出し、「河野さんの親族が株主である会社が、子会社・生産拠点・取引先が、中国との関連性が強いことから、『どうしても中国寄りになっているのではないか』という批判があったり、また、脱原発についても原子力発電所の問題についても、『太陽光発電における私的な利益が目的では』といった批判もあります。これについて、率直に、河野さんの考えや反論があればお伺いしたいです」と質問。

河野氏は「中国寄り」と批判されている外交姿勢については

外務大臣の時に王毅外務大臣(外交部長)と結構やりあったことがあります。

国際会議の中で中国が一方的に現状変更をしようとしていることについて、かなり厳しい口調で演説をしたことがありますから、日本と中国の間で言うべきことはきちんと言うというのは、非常に大事だと思って、それをやってきましたので、「中国寄り」ということはないと思っています。」

日本と中国との安全保障だけじゃなくて、経済的な関係もあります。尖閣の問題をはじめ、譲れない点ははっきりしなきゃいけないですし、日中でお互い歩み寄れる点はやっていくことが必要な場面もあるだろうと思います。その意味で、是々非々の外交をやってきたつもりです。

などと、領土や安全保障、経済関係を総合的に見極めながら対応してきたことを強調した。

また、実弟が経営し、かつて自身が社員だったこともある日本端子を巡っては、同社が太陽光発電の関連部品を製造していることや、中国に関連会社を持つことから保守派などから「太陽光パネルを輸入させる我田引水の目論見」「中国共産党に便宜を図ってもらっている」などと非難の材料になっている。

この問題について河野氏は「今、日本から中国におそらく1万~1万5000社ぐらい行っているんじゃないかと思うんですね。中国に進出しているとすべて中国寄りかというと、そのようなことはない。日本の製造業の大部分は中国寄りになってしまいます」と反論した上で、

私が勤めていた会社は部品メーカーでしたから、トヨタ、日産をはじめパナソニックだの、日本の家電メーカーほとんどに部品を供給していました。また、そのような会社は、中国へ行っても結局日本のメーカーに供給をしているというのが主力のビジネスになっています。

と通常の取引関係だったとの見解を示し、太陽光発電については

太陽光発電の話がいろいろ出ています。残念ながら日本の太陽光、一時は世界のトップを走っていましたが、だんだん席巻されてしまって、おそらく日本企業の太陽光発電の売り上げは、微々たるものしかないと思います。

日本端子の主力商品は、端子やコネクターですので、電気が流れるものならテレビや自動車など多くの部品が使われています。それだけ色々な方向へ部品を出していますので、「何か特定のために政治活動を歪める」ということは全くありません。

と、日本端子の事業の利害が自身の政治活動に影響しているとの見方を否定した。

河野氏がブログ更新を知らせたツイートには

自分は河野さんを最後まで応援します。

河野さんの意見が聞けてよかったと思います。ただ、今の多くの保守の有権者は中国との繋がりがある人を毛嫌いすると思います。関係が無いと仰られても、香港や尖閣を見ていると、国民は不安に感じてしまいます。

といった支持者からの声援もあったが、

中共と利害関係がある時点でアウトだよ!

合弁会社を作っている企業が、ウイグル人強制労働に関わっている可能性についての説明はないのでしょうか?あと、”親族が経営”ではなく”自身が株主”でしょう。

などの批判的な書き込みもあった。

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