雲隠れの木下富美子都議に、博報堂の後輩、原田曜平氏が辞職勧告!

「博報堂で『都民発想』を学ばず」

東京都議選の選挙中に無免許の人身事故を起こし、当選後の3か月、雲隠れを続けてきた木下富美子氏。この間、警視庁に書類送検され、都議会で2度の辞職勧告決議がなされながらも、自身は9月28日に公式サイトを更新し、議員活動を続行する意向を示すなどKYぶりは相変わらずだ。

これには、博報堂時代の同僚で、木下氏と5年ほど同じ部署で働いたこともあった原田曜平氏も都民の1人として憤懣やるかたない様子だ。原田氏はサキシル編集部の取材に対し、「一刻も早い議員辞職を」とレッドカードを突きつけた。

木下氏はツイッターでも鍵をかけて「雲隠れ中」

木下氏が9月28日付で「都民の皆様へ」と題してアップした釈明文を、原田氏はどう解釈したのか。

釈明文で

「自らの進退について深く悩み、考えを重ねて参りました」

と思い悩んだように綴っているが、原田氏は「あなたが悩むのは都民に一切関係のない情報だ。いかに都民のことを考えていないかが分かる。自分が悩んだことを言及する前に、まず都民に時系列で詳細を説明し、都民目線で物事を語るべきでは」と苦言を呈す。

また、釈明文の後半で

「失われた信頼を回復できるよう償うべき償いを行い、これからの議員活動で答えを導き出しながら、ご奉仕させて頂きたい」

などと議員活動続行への意欲を見せたくだりについては、「失った信頼という認識が甘過ぎる」とバッサリ。雲隠れ中の議員報酬と政務活動費、月額132万円の2か月分、約264万円が支払われることについて木下氏は

「議会欠席期間中の『議員歳費』は受け取るべきではないとの考えです。しかしながら、公職選挙法により『議員歳費の返納』ができないため、公の活動への『寄付』に充てるなど、しかるべき対応をとって参りたいと思っております。」

と実質的な「返還」をする意向も示しているが、原田氏は「それが本当であれば、より問題は深刻。次がないのでお金にしがみつく方が(それも良くないが)まだ動機はシンプルだが、彼女は議員の職に固執している。辞職して、ボランティアで素晴らしい政治活動を行い、次回の選挙で都民にそれを理解してもらうように努力するのが筋だ」と指摘。

木下氏の狙いについて「議員にしがみついていれば、いつか都民は彼女の事件を忘れ、あわよくば次回も当選できる。あるいは、自分が必死で議員活動すれば、この犯罪、詐欺行為を覆すことができる、と大変甘い、そして、都民を舐めた発想をしていると言われても仕方ないのではないか」と厳しく見ている。

木下氏は2017年に都議選に初出馬する際にも、当初は会社に報告しなかったことで社内が騒動になったといい、「このエピソードも今から考えると独りよがりな大変彼女らしい」と原田氏。「広告会社社員という肩書きを振りかざし、政治の世界に取り入った彼女は、政治家として一体何がしたかったのだろう」と首を傾げる。

博報堂の社是として伝統的に掲げてきているのが「生活者発想」。原田氏は「メディア発想、タレント発想の電通に対し、生活者に寄り添い企画を発想しようとするのが社風だ。どうやら彼女は人生の多くを過ごした博報堂から『都民発想』を学ぶことができなかった」と嘆いた上で、「育てて頂いた博報堂に対しても大変失礼な言動を繰り返しているし、心から残念である。一刻も早い議員辞職を求めたい」と語っていた。

 

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