小室さんと眞子さまの結婚、今は映画「卒業」ラストシーンのよう?

クリエイティブ・ディレクターのツイートが話題に
  • 反対を押し切って結婚へ、眞子さま小室さんの今の心境は、映画「卒業」のよう!?
  • 「皇室の伝統」VS「個人の幸福」、現代に起こるべくしておこった問題
  • 過去の物語の定形に当てはまらず、「新たな物語」をつくって欲しいと木下氏

秋篠宮の眞子さまと小室圭さんが10月26日についに結婚することが宮内庁から発表された。周囲の反対を押し切り、一時金も辞退して、まさに愛を貫いた格好となる。お2人が結婚へ向かってきたご心境を想像するにあったってクリエイティブ・ディレクターの木下真さんの映画「卒業」になぞらえたツイート(24日)が話題となっている。

「小室圭さんと眞子さまは、映画『卒業』のラストシーンで教会から映画で逃走する2人のような気分なんじゃないかと勝手に思っていたんだけど、誰かがあの2人は逃走後に乗ったバスで我に返り、現実の重さで笑顔が消える」とツイートしていて、再確認してみたらすっかり忘れていたけどなるほどそうだった」

この木下さんにツイートには、

「夢が覚めたら厳しい現実が待っている」

「笑顔が消える権利も含めて、恋する権利です」

などと、様々なリアクションがあった。

世間の反対を押しての結婚は、ドラマティックな要素もあり、ある意味、2人はまさに映画の主人公のような環境に置かれているともいえる。まさに「映画のような」愛を貫くお二人のご結婚をどのように感じているか、短編映画「イシノオト」など自らの映画作品もある木下氏に、改めて話を聞いてみた。

困難を乗り越えた2人の高揚感

「2人は世間から歓迎されていない空気があるなかで、前例の無いことをやろうとしているのだと思います。婚約発表からバッシングされた後、小室さんは弁護士資格をとるため、ニューヨークに行って生活基盤を作ってきた。眞子さまもおそらくはご両親を説得して、眞子さまなりの意志を貫いてきた。それでも世間の空気が変わらない。一時金を辞退することになって、ぶつかる壁の大きさも認識しているのでしょう。

そんな中、荒波に揉まれてでも結婚を貫こうと様々なハードルを乗り越えてきました。小室さんも、眞子さまも、二人の心中は今、すごい高揚感の中にあるんじゃないかなと、ふと思ったのです。

そんな時、映画「卒業」の逃避行シーンのことをふと思い浮かべたのです。ただ「卒業」という映画は、かなり昔に観ていたこともあって、漠然とハッピーエンドの映画のように記憶していました。ダスティン・ホフマンら2人が、教会から抜け出した時のはち切れそうな笑顔が強く印象に残っていたからです。すると別の方から「あの2人は、逃走後にバスに乗ったバスで我に返り、現実の重さで笑顔が消える」と指摘されて。気になったのでラストシーンをもう一度観てみたら、たしかに2人はそういう表情をしていた。教会から花嫁を連れ去った瞬間こそは、高揚感から満面の笑顔を浮かべていたものの、ふと時間がすぎると我に返ってどうするんだろうと途方にくれた、寂しい様な不安そうな表情を浮かべていたのです。今のお二人も、高揚感がありながらもこれからどうなるのかという不安もお持ちのことでしょう。そういった点で、はからずも映画のラストシーンと重なっているように感じたのです。

映画というのは、良くも悪くも映画が終わった後のことについて描かれていません。どうなるかは観た人の想像に委ねられています。この「卒業」もその後のことは分からない。だからこそ、その後を自由に想像できるのは、映画の良いところでもあります。

とはいえ、眞子さまと小室さんは現実を生きている人です。映画にはハッピーエンドも悲劇もありますが、現実を生きている2人が、そのどちらが当てはまるかなんて想像してしまうのは失礼な話でしょう。むしろ、映画の材料になるような劇的な展開なんて起こらないほうがご本人たちには良いことでしょうし。」

kyonntra/iStock

物語は2人がつくるもの

眞子さまと小室さんの結婚ストーリーはどう展開していくのか。木下氏は続ける。

「お二人には、過去に例がないようなストーリーを作って欲しいですね。過去の作劇の「定形」になぞらえるのではなく、物語は二人が作っていくものです。よくあるハッピーエンド、よくある悲劇ではなくて、過去の作品に無かったようなオリジナルなストーリーを2人でつくっていかれることを期待したいですね。

単純に、若い二人が幸せに結ばれるのは良いことだと思います。普通ならどこかで諦めたり、貫き通せない何かにぶつかって諦めてしまう人も多いと思うのです。お二人は偉いと思いますね。ツイッターを見ていると、相変わらず批判的なコメントも多いですけれど、最近は貫いた二人に好意的な声も増えているようにも思います。むしろ一周まわって、実はすごいんじゃないかと言う評価もあって。

マスコミに追っかけられてネットで批判されながらも、アメリカで生活基盤を作って、司法試験の結果はこれからだとしても、なかなかここまで努力することは容易ではなかったはず。日本で生きていくのは、周りからの目線が気になることでしょう。だからこそ日本を離れて、2人が生きていきやすい場所を作り、眞子さまと結婚するための道筋を用意した。今は反対の嵐であっても、その流れで今後は順調にうまくいくことだってありえます。」

起こるべくして起こったこと

一連の騒動に木下氏は現代社会ならではのテーマ性を見出す。

「“皇室がどうあるべきか”という話と、“一個人の幸福はどうあるべきか”という対立軸がある中で、2人はああいう選択をした。これ以上周りが何をいおうとも、彼らにとってこれが正解なのです。

ヘンリーとメーガン妃も、激しい批判を受けながら、彼らなりに王室から離れて自由を得ようと模索をしている。図らずも日本とイギリスと日本で同時期に似たようなことが起こった。これは、現代的なテーマとして起こるべくして起こったことでもあるわけです。

皇室のあり方としてみた時、様々な意見があるのはわかります。とはいえ皇室も長い歴史があり、時代に合わせて変化をしてきたと思うのです。女性天皇の議論も、以前にはなかったことです。

長い歴史の中で何かが曲がり角に来ていて、必然的にこうなっているのかもしれない。皇室のあり方も議論されていくことでしょう。眞子さまが前例の無い形で皇室を離れるのは、一つの節目になるのかもしれません」

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