小室佳代氏への刑事告発状、検察が返送するも告発者に警察への相談を推奨

ジャーナリスト「不受理という措置もできたはずだが」

秋篠宮家の長女・眞子さまと今月26日に結婚予定の小室圭さんの母・佳代氏が、検察に詐欺容疑で刑事告発状が提出された問題で、告発状を出したジャーナリストの篠原常一郎氏は12日、ユーチューブで、東京地検特捜部から告発状を返送されたことを明らかにした。

返送された告発状入りの封書を披露する篠原氏(YouTubeより:※宛名部分は加工しています)

篠原氏は今月6日付で東京地検に2つの詐欺容疑で告発状を提出。一つは、佳代氏が夫が亡くなった後も、元婚約者から金銭的なサポートを受けていたにも関わらず、遺族年金を受け取っていたことが「不正受給」に当たるとの疑い、もう一件は、2018年頃に洋菓子店の正社員として働いていた際、適応障害を理由に健康保険組合から傷病手当金の給付を受けていながら、同じ時期に知人のレストランで働いて収入を得ていたことについて、傷病手当金を騙し取った不正受給に当たるとの疑いで、告発状を作成していた。

消印の日付から提出後わずか3日での返送とあって、不受理かと思われたが、篠原氏が動画で読み上げた特捜検事からの書面では、「犯罪構成要件に該当する具体的な事実が記載されておらず、具体的な事実に基づく記載もなく、告発事実が特定されているとは言えません」として証拠不十分で返送したと伝えた。

一方で、書面では、警察が捜査をして検察が補充捜査をするなど通例の捜査の流れに触れた上で、告発状で足りないとされた犯罪構成要件にあたる事実の特定について「犯罪地または犯人の所在地を管轄する警察署などに相談されることをご検討願います」とも推奨していた。

これを受けて、篠原氏は弁護士とも相談した上での“解釈”として「不受理という措置もできたはず。みなさんからすれば納得いく中身ではないが、不受理でなく提出して、三日で返し戻しになったことの意義がある」と強調。検察側が警察に対しての相談を「検討願います」と述べていることについても、篠原氏は「『ご検討願います』は進めてくれ」と前向きだった。

検察の対応については、「法の平等の観点から受理すべきだが、皇室に配慮して曖昧にした」との厳しい見方もあり、検察が警察に面倒な捜査を“押しつけた”ように見えなくもないが、先週末には東京・銀座で結婚に反発する人たちが異例のデモ活動を行うなど騒ぎは収まっていない。篠原氏は動画の中で今回の容疑に関する情報提供を求めるなど、引き続き追及する構えを崩さなかった。

 

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