北京冬季五輪「外交的ボイコット」、岸田首相が思い悩む“高次方程式”の中身

【連載】北京2022「世界」を悩ます3つの争点 #2
ジャーナリスト、大和大学社会学部教授
  • 日本が北京五輪で「外交的ボイコット」を行うにも簡単でない事情とは?
  • ソチ五輪での安倍・プーチン会談の先例が重みを増してくる理由
  • 米政権も一枚岩でなく、中国も民主主義諸国切り崩し。超難解な高次方程式の様相

話をもう一度、ソチ大会時に戻す。開会式でもう一人現れた主要国首脳が、すでに2020年の東京五輪招致が決まっていた日本の安倍晋三首相だった。当時、筆者は新聞社の特派員として、ソチで取材していたのだが、プーチン政権がソチで安倍首相をほぼ主賓扱いで手厚くもてなしたのを覚えている。

ソチ五輪開会式に際して行われた日露首脳会談(官邸サイト)

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#3につづく

ジャーナリスト、大和大学社会学部教授

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