【独自】横浜市・山中竹春市長、研究者時代に“ルール違反”をしていたことが判明

「共同発表が原則」取り決め守らず“抜け駆け”
ライター/SAKISIRU編集部
  • 横浜市・山中竹春市長は、研究者時代にルール違反をしていた
  • 研究成果を発表する際の取り決めを守っていなかった
  • 協力機関は「良いことではない。問題があった」との認識

横浜市・山中竹春市長が、研究者時代に“ルール違反”をしていたことが14日、明らかになった。山中市長は横浜市立大学在職中の今年5月12日、コロナウイルスの抗体に関する研究成果を発表。研究結果は簡単に言えば、「コロナワクチンは変異株にも効果が期待できる」という内容だ。

山中竹春・横浜市長(撮影筆者)

この研究には、医療分野の研究に対して補助金を適正に分配する組織、独立行政法人「日本医療研究開発機構(AMED、エーメド)」から補助金が支給されているのだが、山中氏の研究チームは、AMEDの作成した取り決めを守っていなかった。

AMEDは「委託研究開発契約事務処理説明書」という手続き上のマニュアルを作成しており、その「プレス発表」の項目に、次のようにある。

「AMEDが支援した課題の成果の報道発表は、AMEDが共同発表することを原則としています」

AMEDから補助金を受けて行われた研究成果をプレス向けに発表する際は、研究機関(この場合は横浜市立大学)とAMEDが共同発表することが基本的な規則であるということだ。AMEDの補助金によって生まれた成果なのだから、AMEDと共同で発表すべきということだ。

だが、山中氏のチームはこの原則を守らず、研究成果を単独で発表した。

AMEDの担当者は、次のように話す。

「本来であれば、事前連絡が必要でした。お願いベースではあるが、守って頂かないといけないことなので、大学側にはその旨を通知しました。規則違反というほど重大なことではありませんが、良いことではないです」

特にペナルティーなどはないが、問題があるかないかで言えば、問題があるとの認識だった。

ルール違反は選挙のため?

なぜ、山中氏はルール違反をしてまで単独発表をしたのか。山中氏をよく知る市立大学関係者は、次のように語る。

「山中氏は記者会見から約1カ月後の6月16日、市長選出馬の意向を明らかにしました。選挙で“コロナの専門家”とアピールするためには、5月中には研究者として成果を発表する必要があり、AMEDに事前に連絡している時間的余裕はないと判断したのではないか。選挙のために、ルール違反をしたのだと思います」

確かに、会見の翌日に立憲民主党の江田憲司氏は、自身のブログで山中氏の記者会見を取り上げ、「横浜の誇り」と称賛している。自身の選挙戦略のために急ごしらえで単独発表に踏み切ったという見方があっても、不思議ではない。

例え軽微であっても、ルール違反はルール違反。残念なことである。

タグ: ,
ライター/SAKISIRU編集部

関連記事

編集部おすすめ

ランキング

  • 24時間
  • 週間
  • 月間

過去の記事