イーロン・マスク氏の納税予定額は約1.2兆円!来日時に食べた“ラーメン二郎”の何杯分?

個人では米史上最高納税額、鳥取県の一般会計の3倍以上
ライター/SAKISIRU編集部

米・テスラのイーロン・マスクCEO(最高経営責任者)の今年の納税予定額が110億ドル(約1兆2,000億円)に上ることが分かった。マスク氏が19日、ツイッターで唐突に納税予定額を表明した。

「For those wondering, I will pay over $11 billion in taxes this year(疑問に思っている人のために言っておくと、私は今年110億ドル以上の税金を支払います)」

マスク氏の納税に関しては、米・民主党のエリザベス・ウォーレン上院議員が14日、次のようにツイートしている。

「Let’s change the rigged tax code so The Person of the Year will actually pay taxes and stop freeloading off everyone else.(『今年の人(注:米タイム誌「今年の人」に選ばれたマスク氏とみられる)』が実際に税金を支払い、周囲にただ乗りしないよう、不正操作された税法を変えよう)」

マスク氏のツイートにある「疑問に思っている人」とは、ウォーレン氏をはじめとするマスク氏が「税金逃れをしているのでは」と憶測している人たちのことを指しているとみられる。

なお、アメリカの複数メディアによると、マスク氏の110億ドルという納税額は、個人としては史上最高額とのことだ。

ところで、この110億ドル(1兆2,000億円)という金額、あまりの高額にピンとこない人も多いのではないだろうか。都道府県の予算規模で、上から12位の新潟県の一般会計1兆2,197億円と、マスク氏の納税額とほぼ同額。2020年度で最も予算規模が小さかったのは鳥取県の3,432億円で、マスク氏の納税額の3分の1以下だった。マスク氏の納税額だけで、鳥取県を3年以上にわたって運営していける。

資産価値の高いスポーツクラブランキングで世界一はダラスカウボーイズ(NFL)で、資産価値は40億ドル(約4,500億円)。2位はレアル・マドリード(リーガ・エスパニョーラ)で資産価値は36億5,000万ドル(約4,000億円)。3位はFCバルセロナ(リーガ・エスパニョーラ)の35億5,000万ドル(約3,900億円)。3つのクラブの資産価値の総額と、今年のマスク氏の納税額はほぼ同じだ。納税額が110億ドルであるということは、所得はもっともっと多い。マスク氏は3クラブともに買おうと思えば、金額的には簡単に買えるだろう。

また、マスク氏は2014年に来日した際、ラーメン二郎を訪れたこともあるほどのラーメン好きとしても知られている。マスク氏が訪れた東京・新宿の「ラーメン二郎 歌舞伎町店」の一番人気メニューは「ブタ入り」で値段は850円。マスク氏の今年の納税予定額だけで、約14億杯が食べられる計算になる。

マスク氏のあまりの儲けぶりに、もはや「羨ましい」とも感じなくなった人は、筆者も含めて多いのではないだろうか。

 

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