【My Memorial News】私が取材・執筆した記事で振り返る2021年

はらぺこあおむし、小山田圭吾、山中竹春など
ライター

4月末にスタートしたニュースサイト「サキシル」も無事に年末年始を迎えました。今回は、私(筆者)の関わった記事のなかから印象に残ったものを5つ挙げて2021年を振り返りたいと思います。

wenmei Zhou/iStock

毎日新聞の「はらぺこあおむし」風刺画が炎上(6月19日)
毎日新聞が絵本「はらぺこあおむし」の風刺画を掲載したことについて、出版社社長がツイッターで「不勉強、センスの無さを露呈」、「猛省を求めたい」などと作者を批判。同調する声が相次いだが、東京新聞で長年風刺画を描いている佐藤正明氏の見解はとても腑に落ちた。取材の終わりに「なかなか白黒付けにくいですね」と振ったら「世の中、白黒付けられないことばっかりですよ」と答えて下さったことを、なぜかとてもよく覚えている。

毎日新聞朝刊(6/5)より

小山田圭吾氏の「いじめ」謝罪について専門家に聞く(7月19日)
ミュージシャンの小山田圭吾氏が東京オリンピック・パラリンピックの開閉会式の音楽担当することが発表された後、過去の「いじめ」加害経験が蒸し返されて大炎上した。この件についていじめ探偵の阿部泰尚氏に話を聞くと、これまでに見てきたいじめ加害者を例に、窮地に陥ってからのわざとらしい謝罪は「命乞いをしているのと同じ」と解説頂いた。モヤモヤしていたものを言語化して頂いた感があった。

小山田圭吾氏(2009年、Joi Ito/Wikimedia CC BY 2.0)

工藤会トップに極刑、元ヤクザの猫組長に聞く(8月25日)
九州地方最大の特定危険指定暴力団「工藤会」のトップで総裁の野村悟被告に死刑、ナンバー2で会長の田上不美夫被告に無期懲役が下された判決について、作家の猫組長さんに聞いた。ヤクザの世界で上層部の意志がどのように届いていくのか、阿吽の呼吸のようなものでそれとなく伝達されるという話は、いかにも日本的で興味深かった。

猫組長に語って頂いた(本人提供)

横浜市・山中竹春市長の疑惑&不祥事(8月30日〜)
就任前からパワハラや経歴詐称などさまざまな疑惑のあった山中竹春市長について、記事を執筆する機会が多数あった。特に「NIHリサーチフェロー」をめぐる経歴詐称問題でNIHに直接問い合わせたことが印象に残っている。「Visiting Fellow(ビジティングフェロー)」の文字を見た瞬間は、3度見、4度見してしまった。記事を出す際も、何か見間違えてないだろうかとちょっと緊張した。

フリージャーナリスト寺澤有氏が「感染症や吸血鬼の映画を見るか?」と質問すると、市長は水を吹き出して笑った。一見風変わりな質問こそ良い質問なのかもしれない(筆者撮影)

佐賀の大絵馬の修復(10月21日)
佐賀県鹿島市の神社の絵馬(大判の絵画)を関係者が修復。佐賀新聞がツイッターでも紹介すると注目を集め、「修復ではなく創作」、「完全に別物」などと専門家からも多数の批判があがった一件。確かに修復前と後を比較すると、かなり異なる。だが、よくよく当事者に話を聞いてみると、ツイッター上の批判は高みからケチを付けているだけのようにも思えた。ネットというものの功罪や、ネット世論の無責任さを実感した。

修復後の大絵馬(佐賀新聞LiVE 10月14日)より

【編集部より】大晦日はアクセス数に応じた年間ランキングを発表します。

 

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