【悲報】岸田首相「スタートアップ支援」で荒ぶるも、東証マザーズ連日の暴落

なぜ「空回り」してしまうのか...
ライター/SAKISIRU編集部

岸田首相は4日、三重県伊勢市で年頭記者会見を行い、今年をスタートアップ創出元年として、「スタートアップ5か年計画」を設定したうえで、スタートアップ創出に強力に取り組むと表明した。

さらに、「公的出資を含めたリスクマネー供給の強化、公共調達等の大胆な開放、海外展開への徹底的支援、株式公開制度の在り方の見直しなど総合的に取り組んでまいります」とした。

三重県・伊勢神宮で年頭記者会見に臨んだ岸田首相(4日、官邸サイト)

この発言を受けて、多くのスタートアップが上場する東証マザーズの指数が急伸……。とはなっていない。前日終値で976.94だったマザーズ指数は発言後の5日、927.69に下落。マザーズ指数は翌日の6日も続落し、一時、879.61まで下落した。

実は、岸田首相の発言の後に、株価が暴落したことは初めてではない。岸田首相は昨年12月6日に行われた臨時国会における所信表明演説で、次のように発言している。

科学技術によるイノベーションを推進し、経済の付加価値創出力を引き上げます。上場を果たしたスタートアップが、更に成長していけるよう、上場ルールを見直すなど、スタートアップ・エコシステムを大胆に強化します。

同日、マザーズ数値は前日比で3.8%下落している。

12月14日に行われた立憲民主党・落合貴之議員からの「自社株買い制限」を求める質疑に、次のように回答。

自社株買いについてはそれぞれの企業判断に基づいて状況に応じて判断していく問題ではありますが、私自身、多様なステークホルダーを重視して持続可能な新しい資本主義を実現していくということから考えました時に、ご指摘の点は大変重要なポイントでもあると認識を致します。

この発言を受けて、日経平均の終値は、前日比207.85円安の2万8432.64円に下落。発言直後には、一時2万8309.67(前日比330.82円安)まで下落。マザーズ指数も前日比2.9%下落している。

まだ自民党総裁候補だった頃に出演したテレビ番組「ワールドビジネスサテライト」では、日本経済をどう再生していくかという質問に対して、手元のボードに「スタートアップ」と記載。日本経済の成長や再生にはスタートアップの存在が欠かせないと強調している。

発言前の9月17日には1,165.12を付けていたマザーズ指数はその後、続落。9月22日には1,127.81まで下落している。

果たして、岸田首相の発言と株価の下落には何らかの相関関係があるのだろうか。広告会社の日広(現GMO NIKKO)創業者で、社長退任後はシンガポールを拠点に活躍する投資家の加藤順彦氏は、5日、ツイッターを更新。岸田首相の発言と株価の下落に関して、次のように分析している。

日本の中小型株=新興銘柄の売られまくり、或いは無関心化=出来高激減薄にはもう目も当てられないものがある。言うまでもなく、ここ数年に上場した新興企業こそが、日本の近未来の希望そのものなのに…この荒涼さよ。岸田政権の経済成長やイノベーションには関心ないって突き放しの裏写しと感じる。

 

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