札幌のセブンイレブンで賞味期限切れおでん販売、中国ネット「731部隊と空目した」

「あれほど細部にこだわる日本で...」の驚きも
ライター
  • 札幌市内のセブンイレブンで賞味期限切れのおでんが販売されていた
  • 今なお日本製品への信頼感が厚い中国では、フェイクニュースと疑う人も
  • セブンイレブン(711)を「731部隊」と空目する人も続出

 

札幌市内のセブンイレブンで、賞味期限切れのおでんが販売されていた。従業員が撮影した内部告発の動画をYouTuberコレコレ氏が5日配信し、発覚した。

動画には、賞味期限が1カ月近く過ぎたしらたきなどの具材を容器から開封して使っている様子が映されていた。セブン―イレブン・ジャパンは6日、賞味期限切れのおでんを販売していたと認めた。このニュースは日本だけでなく中国でも注目され、SNS「微博(ウェイボー)」で一時トレンド入りした。

※画像は店舗は本文と関係ありません(winhorse/iStock)

中国ではゼロ年代〜10年代にかけて「段ボール肉まん」「毒ギョーザ」などさまざまな食品問題を抱えていたが、近年はかなり改善された模様。中国のネットユーザーからは約3600件のコメントが投稿された。

日本は往年に比べ国力が衰退気味とはいえ、中国人の日本製品の品質や安全性への信頼感は今なお根強い。日本でこうした問題が発生したことに、驚く人も多かった。

なんということだ。こんなことが日本で起きるとは。

絶対フェイクニュースだろ。あれほど細部にこだわる日本で期限切れなんて起きるはずがない。

おお、日本もそんなもんか! 食品問題は我が国の地溝油とかメラミンだけじゃない。世界はみな同じである!

中国ではセブンイレブンは数字で「711」と表記するのが一般的。「日本の711が期限切れ食品の使用を認める」との見出しを見て、まったく違うものと見間違えた人も続出した。

小日本が731部隊の罪を認めたのかと空目してしまった

731部隊が生物兵器を使った罪を日本が認めたのかと思った

実は私(筆者)も一瞬、同じように見間違えてしまった。中国社会や中国のネット空間は、「日本」と「731部隊」が強く結びつく世界なのかもしれない。

セブンイレブンがスピーディーに謝罪し対応したことも、注目された。

日本人の謝罪スピードは世界一だな

日本は何はともあれ謝罪とおじぎは一流だ

「毒ギューザ事件」の時代と比べると、なかなか隔世の感がある。なお、該当のセブンイレブンで客からの健康被害の申し出は、今のところ出ていないという。

 

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