あの稲本潤一が「南葛SC」に移籍、しかも報酬の一部はトークン払い!
キャプ翼ゆかりのクラブ、「選手とWin-Winな関係性」狙う- 関東サッカーリーグ1部の「南葛SC」の選手報酬の一部をトークン払いへ
- 支払い対象のクラブ新加入選手に元日本代表の稲本潤一選手も
- 稲本選手の移籍発表が唐突で、サッカーファンの注目はそっち?
ブロックチェーン技術を利用したトークン発行型クラウドファンディングサービス「FiNANCiE」を提供する株式会社フィナンシェ(東京都渋谷区、代表取締役・國光宏尚)は、18日、関東サッカーリーグ1部に所属するクラブ「南葛SC」が来季の選手報酬の一部をトークンで支払うと発表した。
世界的サッカー選手であるメッシ選手の給与や契約金の一部をクラブトークンで支払ったという報道が昨年あったが、国内スポーツクラブとしては初めての取り組みとなる。しかも、その対象に入るのがW杯3大会出場経験を持つビッグネーム、元日本代表の稲本潤一選手だ。
南葛SCが発行するクラブトークンは、保有することでクラブ発の投票企画への参加や、トークン保有者限定の特典への応募などができる。18日15時時点の価格は、1トークン=32.8182円。
南葛SCは、1983年に発足した「常盤クラブ」が母体のクラブチーム。2013年に人気漫画「キャプテン翼」の作者・高橋陽一氏を後援会長に迎えたことを機に、主人公の大空翼が小学生時代に所属していた「南葛SC」にクラブ名を変更。高橋氏は現在、同クラブのオーナーを務めている。「葛飾からJリーグへ」をテーマに、東京都葛飾区周辺地域をホームタウンとし、将来のJリーグ入りを目指している。
モバイルゲームのgumi創業者としても知られる、フィナンシェの代表取締役・国光宏尚氏は次のようにツイートし、給与の一部をトークンで支払うことの意義を強調する。
国内初!サッカークラブ「南葛SC」と「SHIBUYA CITY FC」、選手への報酬の一部にクラブトークンを採用しました〜!
単純に給与だけよりトークンで支払うことで、クラブと選手がWin-Winな関係性を築けるようになると思います!
国内初!サッカークラブ「南葛SC」と「SHIBUYA CITY FC」、選手への報酬の一部にクラブトークンを採用しました〜!
単純に給与だけよりトークンで支払うことで、クラブと選手がWin-Winな関係性を築けるようになると思います! https://t.co/PEU28kbZVx
— 国光宏尚 元gumi (Hiro Kunimitsu) (@hkunimitsu) January 18, 2022
唐突に発表された「稲本選手加入」
一方で、サッカーファンにとっては、まだ目新しい取り組みである、給与の一部をトークンで支払うことよりも、稲本選手の加入そのものにサプライズがあったようだ。実はリリースの発表はいささか唐突だった。
そして今回、稲本潤一選手の南葛SCへの入団に際して、その報酬の一部をFiNANCiE(フィナンシェ)の南葛SCクラブトークンにて支払われることになりました。稲本選手にもトークンホルダーとなっていただき、南葛SCファンコミュニティを盛り上げていただく予定です。
18日15時時点では、クラブの公式ホームページでも発表されていない。クラブ公式ツイッターで稲本選手の加入が発表されたのが18日12時5分、このリリースが発表されたのが12時6分。稲本選手の加入情報はこのリリースがほぼ初出というわけだ。
稲本選手加入のニュースに沸き立つ南葛SCファンは数多い。
おぉぉぉ!決まった!南葛!!!イナさんの応援に行きたい
ちょっと待って!ちょっと待って!!!本当に??!!!!
南葛ガチだ!!!すげぇチームになってきたwww
選手報酬の一部をトークンで支払うことでどのような効果が得られるのか、クラブ経営にはどのように影響するのか、そして、稲本選手がどのような活躍を見せるのか。さらに、南葛SCの悲願であるJFL昇格を果たせるか。
J1リーグから数えて5部相当の地域リーグに所属する南葛SC。相当のサッカーファンでなければ、あるいは地元のチームでなければ5部相当のチームに関心を寄せるということはないだろう。しかし、今年の南葛SCは全国のサッカーファンはもちろん、NFTやトークンに興味がある人たちからも注目を浴びそうだ。
関連記事
編集部おすすめ
ランキング
- 24時間
- 週間
- 月間
- 【スクープ】「町田小6いじめ自殺」新事実浮上、真相解明のカギ握る遺書
- 自殺未遂も…『もしドラ』作者、「子の連れ去り」体験を告白
- 【闘争宣言】SAKISIRUを提訴。Colaboとも一部重複する弁護団はコイツらだ
- ライドシェア解禁再燃、「タクシー王子」川鍋 vs「Zホールディングス」川邊の神経戦
- 【スクープ】町田小6女児自殺“延焼”、謎の学生団体が学校前デモ敢行で、渋谷区と保護者激怒
- 福原愛さん代理人弁護士の声明文に、紀藤弁護士「意味不明な見解」
- 町田小6女児自殺:講談社フライデー、岡田・岩崎両氏の悪質極まるフェイクとミスリード
- 科学に背を向け、民意に反しても「反対」…利害闘争の代償を被災地に負わせる人たち
- 日経が文春に抗議文!正当な怒りか、ただの“逆ギレ”か…関係者のヤキモキ必至
- 「相互依存の武器化」とは?大国間の覇権争いで変質する経済的ネットワーク
- 【スクープ】「町田小6いじめ自殺」新事実浮上、真相解明のカギ握る遺書
- 防衛費増額なのに…弱体化した防衛産業をどう立て直していくか
- 「子どもに会いたければ正論はダメ」実子誘拐被害者を追い込む、裁判所実務
- 安芸高田市長にヤッシーが喝!田中康夫氏「やり方が下手っぴ。頭でっかちな偏差値坊や」
- 「共同親権」報道訴訟、SAKISIRU・西牟田氏が一審勝訴
- 町田小6女児自殺:講談社フライデー、岡田・岩崎両氏の悪質極まるフェイクとミスリード
- 「AV新法」で業界は死活問題。それでもDMMがダンマリな背景
- 5%減税でも…名古屋市の市税収入増加に注目。河村市長「減税で経済を盛り上げる」
- 尾身氏の病院“焼け太り”?アエラドットの煽り記事に「誤報」指摘相次ぐ
- 東京23区の格差がネットで話題、1位の港区と23位の区の差は半世紀で倍に拡大
- 「共同親権」報道訴訟、SAKISIRU・西牟田氏が一審勝訴
- 「毎日新聞としておわび」記者のSNS炎上、問題の投稿を削除・謝罪
- 毎日新聞記者のSNS炎上を巡る同社への質問状公開
- ビットコインの生みの親、サトシ・ナカモトの正体がついに判明 !?
- 福原愛さん代理人弁護士の声明文に、紀藤弁護士「意味不明な見解」
- 安芸高田市長にヤッシーが喝!田中康夫氏「やり方が下手っぴ。頭でっかちな偏差値坊や」
- 防衛費増額なのに…弱体化した防衛産業をどう立て直していくか
- 小学校に寄付をしたら確定申告を:寄附金控除のしくみ
- 「子どもに会いたければ正論はダメ」実子誘拐被害者を追い込む、裁判所実務
- 北村晴男弁護士「共同親権、裁判所が利権失うのが怖い」
特集アーカイブ
人気コメント記事ランキング
- 週間
- 月間