参院選半年前で市井紗耶香氏がモー辞退、八幡和郎氏「泥船から逃げ出す人多し」

SNSはツッコミ続出、N党立花氏「繰り上げ当選」言及

モーニング娘。の元人気メンバーで、今夏の参院選で立憲民主党から出馬予定だった市井紗耶香氏が24日、自身のブログやSNSで立候補を辞退する意向を明らかにした。「子育てと選挙活動を両立していくことの厳しさも痛感」したことを理由に挙げているが、額面通りに受け取らない人も少なくない。

市井紗耶香氏(2019年参院選当時:写真:アフロ)

市井氏はこの日、ネットに声明文をアップ。「私、市井紗耶香は夏の参議院選挙の候補予定者を、辞退させていただくことにいたしました」と切り出し、党の「つながる本部コーディネーター」として政治活動をしてきた2年間について「あらためて政治と生活は切っても切り離せない大切なつながりがあることを実感した」と振り返った。その一方で、

とりわけ子育てと選挙活動を両立していくことの厳しさも痛感し、こころやからだの健康面をケアしていくことの大切さも気付かされました。子どもを抱えて選挙に出ることは本当にハードルが高く、その結果、女性候補者が少ないことも事実です。与野党を超えて、女性が活躍できる社会となることを願ってやみません。

との思いを吐露。「今後は様々な現場で身近に見えた課題をみなさんと同じステージで、より等身大に、そして私なりに前向きに社会に貢献できることを探していけたらと思います」と述べ、選挙とは異なる形での社会活動を続ける意向を示した。

しかし、政治の世界の話とあって、不出馬を決めた要因が別にあるのではないかとの意見が少なくない。評論家の八幡和郎氏がフェイスブックで「立憲の泥船から逃げ出す人多し」と述べていたが、立民の党勢が伸び悩む現状を理由に挙げる人は一般のネット民にも多く見られた。共同通信が23日に発表した世論調査で、立民の支持率は13.1%。前回維新に奪われた野党トップの座を0.6ポイント差で奪い返したが、自民の44.2%には遠く及ばない。

直近で発表された毎日新聞読売新聞の調査でも、立民は維新にリードを奪われるなど、党の顔が泉健太代表に変わっても低迷が続いており、参院選での当選が難しいことを悲観したとの指摘が相次いでいる。

そもそも市井氏が、出馬辞退の理由に「子育てとの両立困難」を挙げたこと自体、ジェンダー平等や多様性を売り文句にしているはずの立民の“看板倒れ”を示しているとも言える。ツイッターでは、ネット民のひとりが「一番立憲のダメさを強調する辞退理由なのでは? ずっと党本部で政治に関わってきた彼女ですら大変ならもう子育て世代無理よね」とツッコミを入れると、「これを辞退理由として言わせちゃダメだよなと」と同調する人もいた。

市井氏は2019年の参院選で立民から比例代表で出馬。立民候補者の9番目となる約5万票を集めたものの、同党の比例獲得議席が8にとどまり、次点に泣いた。ただ、当選した8人が任期中に辞職や死亡などで国会を離れた場合、市井氏は繰り上げ当選する可能性がある。NHKに受信料を支払わない国民を守る党立花孝志党首はツイッターでその問題に言及し、「それも辞退するのか?」と問いを投げかけていた。

タグ:

関連記事

編集部おすすめ

ランキング

  • 24時間
  • 週間
  • 月間

過去の記事