「太陽の季節」終わる…石原慎太郎氏、死去。89歳

猪瀬氏追悼「異人、変人、夷人、なによりも偉人」

芥川賞作家で、政治家として東京都知事、運輸相などを歴任した石原慎太郎氏が1日、亡くなった。ツイッターでは政界関係者からも続々と弔意を表している。

石原都政の後期、副知事として支え、後に石原氏の後任として都知事を務めた猪瀬直樹氏はツイッターとNewsPicksへの同時投稿で「衷心よりご冥福を祈ります。異人、変人、夷人、なによりも偉人です」と独特の表現で、東京都の財政再建をはじめとする生前の業績を称え、「日本には個性的なリーダーが少ない。石原慎太郎は小泉純一郎と並び稀有な存在でした」と偲んだ。

2012年の衆院選に際し、石原氏の政治勢力結集の求めに応じ、橋下徹氏とともに合流した日本維新の会の松井一郎代表(大阪市長)は「謹んでご冥福をお祈りいたします。御指導有り難うございました」と感謝の意を示した。

 

石原氏は都知事を退任して5年後の2017年、東京都の築地市場から豊洲市場への移転を巡り、都議会で百条委員会に招集された。そのとき都民ファーストの会の都議として石原氏と対峙した音喜多駿参院議員は、「驚きです…。私が都議会議員だった際には百条委員会に出席され、若造の強気で失礼な追及にも真摯に対応して下さったことは感謝に堪えません」と振り返った上で、「お手紙は受け取っていただきましたが、直接謝罪をしたかったです、心より哀悼の意を表します」と無念な思いをにじませた。

 

 
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