ウクライナ大使の甲冑姿ツイートが話題、ロシア大使館はどう出る?

日本のネット民「がんばれウクライナ」「自治独立は戦って勝ち取らねば」
ライター/SAKISIRU編集部

Silent_GOS /iStock

アメリカがウクライナ首都の大使館を閉鎖し、一部残る職員を首都・キエフから移動させるなど、緊迫の度合いが一層高まっているウクライナ情勢。いよいよロシアが軍事攻撃を仕掛けるのか、世界中が固唾を飲んで見守る中、駐日ウクライナ全権大使のセルギー・コルスンスキー氏のツイートが話題を呼んでいる。

コルンスキー大使は15日朝、ツイッターに日本語と英語で「We know what we are fighting for. How about Russia? 私たちは何のために戦っているのかを知っています。ロシアはどうですか?」と投稿した。

甲冑姿の自身の写真が載せられているツイートから5時間あまりで2700件以上のいいね!が付き、大拡散されている。

ツイッターでは、次のような好意的な反応が大半を占めた。

がんばれウクライナ

ウクライナの平和を祈っています

日本も同じ立場です。自国の自治独立は戦って勝ち取らねばなりません。ウクライナの武運長久をお祈りします。

ウクライナ応援したいね〜。日本とウクライナで挟み撃ちにしてやれればいいのにね。そうしたら南樺太と千島列島の占守島以南全部返ってくるチャンスだぞ!

政治家がツイッターを使って自身の考えや立場を明らかにするのは、世界的に見ても珍しいことではない。ただ、このところ政治家のツイートより目立つのは、各国大使館や大使だ。

「好戦的」ロシア大使館、どう出る?

最近では、アメリカラーム・エマニュエル駐日大使と、駐日ロシア大使館のツイッターでのバトルがネットの注目を集めた。

エマニュエル米国大使(ツイッター)とガルージンロシア大使(Wikimedia)

ロシアのガルージン大使が2日、日本政府がウクライナ情勢に際して、欧米各国の制裁に同調しないよう「日ロ関係の前向きな雰囲気の醸成に資さない」などとけん制。これに対して就任したばかりのエマニュエル大使は次のようにツイートし、ロシアの動きをけん制した。

「ロシア大使が日本を威嚇したタイミングはこれ以上ないほど悪い。次の月曜日は北方領土の日であるという自覚を欠いたものだ。ルールと敬意は大切である。共有する価値観と原則のために、米国は日本と岸田首相を支持する」

駐日ロシア大使館はその約4時間後、エマニュエル大使のツイートを貼り付けたうえで、次のように反論した。

タイミングは完全に正しい。(注:エマニュエル大使は)ロシアの北方領土問題に関する立場をまだ認識しているとはいえない。ロシアは、南クリル諸島(注:ロシア側の北方領土名称)に関する非合法な主張や、それらに関する“催事”のことなどは知ったことではない

ロシア大使館は他にも「現在米国と英国がやっていることは、古典的な戦争の宣伝です」と主張し、「世界は誰が嘘をついているか分かっている」とアメリカなど西側諸国を暗にこき下ろす投稿も。これまで好戦的なツイートを続けてきたロシア大使館は、今回のコルンスキー氏のツイートにどのような反応を見せるだろうか。

関連記事:北方領土巡り、アメリカ駐日大使とロシア大使館がツイッターで火花

 

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