ウクライナの複数都市にロシア軍の爆撃、開戦に在日大使館「サポートを願います」

「もうお手本みたいな全面侵攻作戦」
ライター/SAKISIRU編集部

ウクライナのウクラインフォルム通信によると、24日、ロシアのプーチン大統領はウクライナ東南部のドンバス地方の保護を目的とした「特別な軍事作戦」を展開すると表明した。ウクライナ国内のメディアによると、ウクライナの複数の都市で激しい爆撃音が聞かれたという。

軍事行動開始を明らかにしたプーチン大統領(ロシア大統領府サイト)

ツイッターでも首都キエフに在住しているとみられる多数の人が、爆撃音を聞いたことが報告されている。ロシア側は、「特別な軍事作戦」としているが、各国メディアは一斉に「開戦」を伝えている。

在日ウクライナ大使館は、「戦争が始まりました」とツイートしたうえで、「国際社会にサポートを願います」とウクライナへの支援を呼びかけた。

その後、次のようにツイートし、ウクライナの複数都市にロシア軍が爆撃していることを報告した。

今朝未明(ウクライナ時間)、プーチンがウクライナに対して大規模の戦争を始めました。ウクライナの複数の都市に空爆が続いています。これは侵略戦争です。ウクライナは戦って、勝ちます。世界はプーチンを止めなければなりません。行動するタイミングは今です。

在日ウクライナ人で、ツイッターで9万人以上のフォロワーを有するナザレンコ・アンドリー氏は、動画付きで「ハリコフ州チュグエフ市の空港が爆破された」とツイートした。

また、東京大学先端科学技術研究センター専任講師の小泉悠氏(アカウント名「丸の内OL(27)」)は「確認されている限りではキエフ、ハリコフ、マリウポリが攻撃を受けてるのか?もうお手本みたいな全面侵攻作戦ではないか」とウクライナの複数の都市でロシア軍の攻撃が始まっているとみられることを伝えた。

前東京都知事で国際政治評論家の舛添要一氏はツイッターで「ウクライナから、戦闘開始など様々な情報が入ってきているが、周到な準備の上で、ロシアの軍事行動がすでに始まったようだ」とすでに開戦しているとの認識を示した。そのうえで、アメリカのバイデン大統領の対応の拙さを指摘した。

これまでのプーチンの思想と行動を考えれば、KGB出身者らしく情報操作、サイバー攻撃、工作員の展開などはお手の物だ。バイデン政権の対応は下手だ。まず敵を知ることである。

国際政治学者で東京外国語大学教授の篠田英朗氏は前日の時点で、次のようにツイートし、日本の経済制裁の不備を指摘していた。

日本は経済制裁の議論そのものを忌避していたため、理解が追い付いていない。ロシアの国家承認を国際法違反としたのに、ロシアが独立承認した「地域」を制裁対象にしている矛盾。欧米諸国は、ロシア政治家や軍高官の個人と家族を制裁対象にしている。日本の経済制裁は、前世紀の経済制裁。

国際政治学者の三浦瑠麗氏は開戦速報直後からツイートを連投。「キエフを含めて数カ所の都市や軍事拠点が攻撃を受けているようです」としたうえで、ウクライナのゼレンスキー政権の行く末を案じていた。

ウクライナにエスカレーションの責任を負わせるボールを渡すかと思ったが、そうではなく先制させ麻痺させるということですね。ウクライナの政権の運命が今後どうなるかを懸念します

ロシア軍のウクライナへの軍事攻撃を受けて、日本の国会でも予算委員会が中断され、国家安全保障会議の開催が決まった。岸田首相は、「まずは情報収集や事態の把握に全力で取り組む。情勢は緊迫しているので、G7をはじめとする国際社会と連携しながら取り組んでいきたい」と述べた。日本政府の動きにも、内外からの注目が集まるだろう。

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