プーチンへの怒りを呼び起こした「スマホが映した戦争」「SNSで見る戦争」

ウクライナを守る「武器」に
ジャーナリスト、大和大学社会学部教授
  • ウクライナ侵略はスマホ、SNSが起点となり、プーチン大統領への大きな怒りに
  • 戦力で大きく劣るウクライナはゼレンスキー大統領の発信で士気を鼓舞
  • 続々とプーチンの「想定外」を生む展開…今後のカギを握るのは?

ウクライナ軍事侵攻をめぐって、国際社会での反プーチンの動きが大きなうねりを起こしている。プーチン大統領は開戦前夜まで反動の動きを封じ込めようと準備していたとされるが、①国際社会の制裁強化②ウクライナ軍の反撃③ロシア国内外の反戦デモ、事前予測の規模を上回り、プーチン政権が対応に追われている可能性がある。

今回の戦争は現地の状況把握にSNSが威力を発揮しており、ウクライナのゼレンスキー大統領も自撮りでメッセージを発信。国内統一を促し、軍の士気を高めた。「スマホが映した戦争」「SNSで見る戦争」がプーチン大統領への大きな怒りを呼び起こし、戦況とロシアを取り巻く状況に大きな影響を与えている。

SNSで広がるハリコフ中心街でのミサイル被弾の動画(ツイッターより)

戦力でロシア軍に大きく劣るウクライナにとって、祖国防衛の大きな力になったのはスマホとSNSだった。

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ジャーナリスト、大和大学社会学部教授

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