宮城・福島で震度6強、東京都内各地でも停電相次ぐ

ヒカキン氏も停電報告、岸田首相「官邸に入ります」

気象庁によると、16日午後11時36分ごろ、福島県沖を震源とする地震があり、宮城県と福島県では最大で震度6強の揺れを観測した。また直後に両県では津波注意報が発令。内閣府防災ツイッターは「海の中や海岸付近は危険です。ただちに海岸から離れてください。また、注意報が解除されるまでは海に入ったり、海岸に近づいたりしないでください」と呼びかけた。

一方、首都圏は東京都内は震度4の揺れだったものの、ツイッターでは各地で停電が起きたことが報告されている。

17日深夜に広範囲で強い揺れを起こした地震(気象庁HPの地震速報より)

著名ユーチューバーのヒカキン氏も自宅が停電した模様。地震直後のツイートで「冷静に、情報を見て、避難の準備や安全を確保しましょう。東京、自分の地域は信じられないくらい揺れました。停電しています」と報告した。

首都圏各地の停電に関する最新情報は、東京電力パワーグリッドの公式サイトで随時アップしている。17日午前0時25分時点の各地の停電件数は

  • 首都圏全域:約2094020軒
  • 茨城県:約224430軒
  • 栃木県:約120420軒
  • 群馬県:約80580軒
  • 埼玉県:約298040軒
  • 千葉県:約218920軒
  • 東京都:約699810軒
  • 神奈川県:約306410軒
  • 山梨県:約118520軒
  • 静岡県:約26900軒

などとなっている。東京都・大田区の荻野稔区議は自宅近くの停電の様子を撮影し、「街灯も信号も落ちてます。移動の際、最新の注意を!」と呼びかけていた。

ただ首都圏の大規模停電は午前3時までにほぼ解消された。NHKは3時半過ぎ時点で東京・北区内の信号機が点灯せず、警察官が引き続き手信号で対応する様子を伝えていた。

政府は首相官邸の危機管理センターに官邸対策室を設置。岸田首相は地震発生から10数分後の午後11時51分、「官邸に入ります」とツイート。官邸に隣接する公邸住まいしている機動性をアピールした。

一方、時事通信のニュースサイトは発生直後の速報で、地震が起きた日付を16日ではなく22日と書いたまま掲載するハプニングがあった。大手通信社でも記者が日付を間違えるほどの慌てぶりだったことが窺えた。

16日と書くべきところを「22日」と誤記(時事通信サイトより)

東京都内では、サキシル編集部のある東京・港区上空から午前3時過ぎもヘリコプターか飛び交う音が聞かれた。

【おことわり】緊急事態のため、17日未明まで随時更新します。

 

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