浜田聡参院議員が増税の「不都合な事実」追及、動画がバズって再生回数30万超

切り抜き動画の問題あるも「この人の存在に気付けて良かった」の声
ライター/SAKISIRU編集部
  • 浜田聡参議院議員の国会質疑の動画が再生回数30万超のバズり
  • 政府与党は「野党の増税案のみ“つまみ食い”」、動画コメントは賛辞
  • 動画は「切り抜き」で著作権に問題もあるが、コンパクト化にニーズ

ある政治系ユーチューブチャンネルが配信した動画が、大反響を呼んでいる。動画は、NHK受信料を支払わない国民を守る党の浜田聡参議院議員の国会質疑をまとめたもので、3月21日の配信からわずか2週間あまりで再生回数は30万回を超えた。浜田議員は6日、次のようにツイートし、その反響の大きさに驚いていた。

私の国会質疑の切り抜き動画をご作成いただきありがとうございます!!!この動画の再生回数が28万回を超えており、反響の大きさを感じます。

政府与党は「野党の増税案のみ“つまみ食い”」

国会質問がバズった浜田聡参院議員(3/16 参院ネット中継より)

内容は、3月16日に行われた参議院財政金融委員会で浜田議員が、増税に前のめりに見える政府の姿勢を批判し、減税を訴えるというもの。冒頭で浜田議員は、国民負担率が48%と過去最大となるとの報道を示したうえで、冷静な語り口で政府の姿勢を次のように批判した。

これまで日本政府によりさまざまな税率が次第に引き上げられ、増税傾向が続いていた。行政府としては税率が高ければ、お金もたくさんあって仕事がしやすいということが想像され、増税を希望する傾向がある。

さらに、野党の提案でも増税のことなら与党は受け入れると指摘した。

各野党からもさまざまな増税案が提案されている。たとえば、金融資産への課税やコロナ復興増税、内部留保税などを掲げている政党がある。政府与党はこの中から実現できそうな増税案のみを採用して、野党が同時に提案している減税案は採用せず、(野党提案の)増税案のみつまみ食いしてトータルで増税になるという結果に至っている。

「減税の議論時に財源がなぜかなくなる」

また、コロナ禍の中で特にこの2~3年、様々な補助金が支給されているが、浜田議員は補助金の意義は認めつつも非効率だと指摘する。

「補助金を配るのは一つの政策だと思うが、取って配ることが非効率。最初から取ることを止めて減税した方が効率的だ」

質疑の締めくくりに、浜田議員は「国会議員になって2年以上が経過し気づいたことがある」とし、皮肉交じりに次のように述べた。

補助金や給付金をばらまく際には財源がなぜか存在して、減税を議論する時には財源がなぜかなくなる。まだまだ分からないことだらけではありますが、私は地道に減税を求める方々の意見を国会で伝えていこうと思います。

この動画を見たユーチューブユーザーの大多数からは、浜田議員の質疑を賞賛するコメントが寄せられている。

この動画マジで感謝!この人の存在に気付けて良かった。

簡単な単語でわかりやすく説明できる点で頭が相当いいのだなと。視点も国民目線よりで感動しました。

こういう有能な人しか政治家になれないようにしてほしい

こういうまともな意見を言える議員が増えないと駄目だな

「切り抜き」動画の有効性

今回大反響を呼んでいる動画は、他人の動画を短く再編集してユーチューブなどにアップロードする、いわゆる「切り抜き動画」。許可なくアップロードされた切り抜き動画は著作権侵害で、これまでもさまざまなトラブルが確認されてきた。映画を無断で10分程度に編集した「ファスト映画」を動画投稿サイトに公開したとして、逮捕者が出たことは記憶に新しい。

※画像はイメージです(TARIK KIZILKAYA /iStock)

ただ、今回の浜田議員は、問題視するどころか「私の国会質疑の切り抜き動画をご作成いただきありがとうございます」と制作者に感謝している。参議院がクレームを付けない限り、動画が削除されることはないかもしれない。

それに、もともとの動画は「参議院インターネット審議中継」で公開されているが、全編は約6時間23分にも及ぶ。浜田議員の質疑に絞っても40分近い。いくら政治に興味があっても、わざわざチェックしている時間がない人も多いだろう。全編でも5分ほどしかないこの切り抜き動画がなければ、浜田議員のこの日の質疑は日の目を見なかった可能性が高い。

若者に人気のSNS「TikTok」でも政治家の切り抜き動画は人気コンテンツで、「河野太郎切り抜きたろう」というアカウントのフォロワーは4万5,000人に近く、累計で約10万回「いいね!」を獲得している。

ミスリードや誤解を招きかねない恣意的な動画の編集は問題だが、論点を的確に把握できる短い動画は、これからの時代、政治家が政策をアピールする手段として一定のニーズがあるのではないだろうか。

 
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