オバマ元大統領も…米政府元高官の「UFO」発言相次ぐ

日本では官房長官の会見で...
  • 米政府元高官によるUFO関連の発言が相次ぐ。オバマ元大統領もネット番組で示唆
  • 番組内で担当者とのやりとりを明かすオバマ氏。「不可解な空中物体の記録はある」
  • 元国防総省の当局者も「UFOは存在する」と発言。日本の政界でも過去に話題に

アメリカの空軍施設「エリア51」(ネバダ州)をはじめ、アメリカ政府とUFO(unidentified flying object 未確認飛行物体)の関係については過去数十年、取り沙汰されてきた。「インディペンデンス・デイ」などのSF映画や、「Xファイル」nなどのテレビドラマの題材にもされてきたが、ここにきて政府の“UFO政策の秘密”を知り得る元高官らがUFOの存在について踏み込んだ発言を相次いでしたことで、UFO愛好家たちの注目を集めている。

ホワイトハウスの頭上に謎の飛行物体が…(MichaelPenhallow/iStock)

その中でも「最大級の大物」がバラク・オバマ元大統領だ。オバマ氏は17日(現地時間)、新興メディア「VICE」のトーク番組「レイトx2ショーwithジェームズ・コーデン」にリモート出演し、UFOの存在を示唆するような発言をして話題になっている。

バイデン氏の大統領就任式に出席したオバマ氏(米統合参謀本部flickr:CC BY 2.0

番組内で「地球外生命について何か知らないだろうか」と聞かれると、オバマ氏は冗談っぽい口ぶりで「宇宙人については、放送できないこともあるんです」と回答。続けて、「大統領就任後に『宇宙人の標本や宇宙船に関する研究所は存在するのか?』とスタッフに聞いたところ、多少の調査はしているものの、そういった組織は存在しないとのことだった」と在任中のやりとりを明かした。

一方、オバマ氏は

何かよく分からない空中物体の記録や映像があるのは事実。動き方や軌道も分からない上に、容易に説明のできないパターンで動いている。だからこそ、人々は真剣に究明しようとしているのでしょう。とはいえ、今日ご報告できることは何もないのですが

などと、UFOの存在については否定はせず、謎の物体の記録を保管していることだけは明言した。

オバマ氏の発言に呼応するように、翌18日には、米国防総省の元当局者ルイス・エリゾンド氏が、「UFOは実在する」と明言した。

UFOや地球外生命については、ビル・クリントン元大統領も、「エリア51」について関心が強く、「宇宙人がすでに我々のところに来ていたとしても、驚きはしない」と語っていた。ドナルド・トランプ前大統領も、地球外生命に関する国家機密を漏らしていたのではないかと噂されているという。

homeworks255/iStock

なお、日本政府のUFOに対する正式見解は存在する。野党議員が過去に何度か質問主意書を提出しているが、初期に注目されたのは2007年、民主党(当時)の山根隆治参議院議員(当時)が「政府としてUFOについてどのような認識を持っているのか」などと尋ねる主意書を提出したときだった。

政府はこのとき、具体的事例は確認できていないとの見解を示した。当時は福田康夫政権の時代だったが、官房長官の定例会見でこの趣意書が話題にのぼると、町村信孝官房長官(当時)が「個人的には存在すると信じる」などと述べて会見場が笑いに包まれる一幕があった。

 

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