OPECプラス「原油増産」合意、気になるガソリン代はどうなる?

中東研究者「油価を冷やすには不十分。不安定な油価が当面続く」
ライター/SAKISIRU編集部
  • 主要産油国からなる「OPECプラス」が原油を増産することで合意
  • 増産量は微量で、価格への影響は限定的との見方も
  • ガソリン代の値下げを期待する声もあるが、当面大きな変化はなさそう

「OPECプラス」は2日、原油を増産することで合意した。「OPECプラス」はサウジアラビアなど中東の産油国からなる「OPEC(石油輸出国機構)」に、ロシアやメキシコなどOPEC非加盟の産油国を加えた国際的な枠組みで、石油生産量について話し合う。

y-studio/iStock

7月と8月の増産幅を、日量43万2000バレルから64万8000バレルへと引き上げる。世界的に原油が供給不足となり価格が上昇するなか、米国などが増産を要請していたという。

日本でもガソリンをはじめさまざま物価が上昇しているが、日本の消費者にとって福音となるのだろうか。

経済評論家の石井勝利氏「NY株価は、OPECの原油増産の発表で、原油高、景気後退の予測が緩和して上げた。ただし、実際に何処まで増産できるかは不透明」と指摘した。

中東の研究をしている福田安志氏は「協調減産が8月に終了したあとも、ロシアはOPEC+での産油量の決定に影響力を残すこととなった。今回の増産量はわずかで油価を冷やすには不十分。不安定な油価が当面続く」と説明。増産が決まったとはいえ、原油高はしばらく続くとの見方を示した。

評論家の白川司は「OPECプラスが増産に合意したが、ロシアぶんが減るので原油価格が大きく下がることは期待できない。日本の貿易赤字も減らなそう」とツイートした。やはり原油価格の高止まりは続くのかもしれない。

高騰するガソリン価格が下がることを期待する声もあったが、悲観的なトーンが目立った。

原油増産ニュースきた ガソリン価格下がってくれ

原油増産が決定したから少しはガソリンも安くなるかな? まぁすぐには変わらんだろな

ドライブシーズンに入ったこともありガソリン価格は高いまま。
OPECが増産するってニュースが出たものの、原油価格は下がっていない。

学校の授業では「需要に対して供給が増えれば価格は下がる」と教わったものだが、現実世界はそれほど単純にはいかないようである。

タグ:
ライター/SAKISIRU編集部

関連記事

編集部おすすめ

ランキング

  • 24時間
  • 週間
  • 月間

過去の記事