トヨタが「権力」に近づく2つの要因 〜 地政学リスクと世襲問題

豊田章男社長の“背に腹はかえられぬ”事情とは?
ジャーナリスト
  • 前日の続き。トヨタが「権力」に近づく2つの要因とは?
  • 地政学リスクでビジネスモデルがどう崩れかけているのか
  • 豊田ジュニアへの継承問題の見通しも

昨日も述べたように、岸田首相が近く現職首相として異例のトヨタ本社訪問する見通しとなった。昨年の衆院解散時にはトヨタ労組出身の古本伸一郎氏が突如引退を表明し、自民党候補に小選挙区の議席を譲る事態に--。トヨタがこのように「権力」に近づく大きな要因は2つあると、筆者は考える。

豊田章男社長(左)の案内で、トヨタ本社の元町工場を視察した岸田首相(17日、官邸サイト)

地政学リスクで崩れたトヨタモデル

まずは、トヨタの強いビジネスモデルが根底から崩れ去ろうとしており、そこに危機感を感じた豊田氏が後ろ盾を得ようとしているのだ。

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