auの大規模通信障害で自己防衛策?「複数キャリア契約すべき」の声

ネット「家族内でも複数キャリアにしておいた方が…」
ライター/SAKISIRU編集部

auの大規模通信障害から丸2日以上が経過した。auを運営するKDDIの髙橋誠社長は3日の記者会見で、インターネットの利用などの「データ通信はおおむね回復した」としたもののまだ「音声通話はしづらい」(高橋社長)という状況が週明けも続いている。

ネットでは複数キャリアとの契約推奨

そんな中、ネットでは「自己防衛策」をキーワードに、議論が活発になっている。目立つのは、複数のキャリアを持つべきという意見だ。

metamorworks /iStock

こういう事故が嫌ならば、複数回線持つしかないね。ネットだけで良ければ、ルーター確保、通話もしたければ、他社キャリア。それでも不安ならば固定電話、それがリスク管理というものです。

auに対して「解約するぞ!!」ってブチ切れてる人見かけるけどたぶん乗り換え先でも同じような問題が発生する確率はあるんですよね。なので正解は「複数キャリアと契約する」です

auから乗り換えを検討してる人に伝えたい。正直、他社もたまに長時間の通信障害を起こすので、乗り換えは対策にならないのです。複数キャリアを持つのが1番安全です。

やはり家族内でも複数キャリアにしておいた方が良さそうですね

今回の通信障害で思ったんだけど、高くて品質の良いキャリアを一つ契約するより、安くてそこそこな品質のMVNO(編集部注・格安スマホや格安SIMを提供している通信事業会社の総称)を複数契約した方がコスパ的にも通信手段の冗長化としても良い気がするね。実際自分もその後方法で助かったし。

私は災害時などの対策として複数のキャリアを契約しています。

緊急時に「119」もつながらず

auの通信障害は、緊急電話にも及び、救急車を要請する「119」にもつながらなくなった。北海道の黒松内岳では、遭難した登山客2人がauの通信障害で消防や警察に電話をかけることができなくなる状況に陥った。2人は、LINEを使って救助要請をしたのち、救助されたという。また、使用している携帯電話がau回線だったという自治体も少なくなく、新型コロナの経過観測ができなくなったという事例も相次いだ。

ただ、ネット民の指摘通り、今回のような通信障害はKDDIだけに起こることではない。昨年10月にはNTTドコモが延べ1290万人に影響に及ぼした通信障害を起こした。2018年12月にはソフトバンクも3000万件以上に影響を及ぼした通信障害を起こしている。

いつ何時、どの会社で通信障害が起こっても不思議ではない。ネット民の言うように、コストの高い大手キャリア1社と契約するよりも、コストの低い格安キャリア2~3社と契約した方が、通信障害のリスクは低いのかもしれない。

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「お金なんかない」問題も…

とはいえ、「複数キャリアと契約するお金なんかない」という人もいる。ソフトバンクが提供する格安キャリア・LINEMOは月額990円(税込)と2728円(税込)の2つのプランが用意されている。NTTドコモの格安キャリア「ahamo」は月額2970円(税込)と4950円(税込)の2つのプランを提供している。LINEMOだけなら月額約1000円のところ、LINEMOとahamoを併用すると月に約4000円払わなければならなくなる。年間にすると3万円以上多く支わなければならなくなる計算になる。

大手キャリアがいずれも過去に大規模な通信障害を起こしている中、いつか起こるかもしれない通信障害のために、ネット民の言うように複数キャリアと契約することは確かに正しい対策なのかもしれない。しかし、その料金を払うことが難しい人もいる。

そもそも、格安キャリアを選ぶ人の多くは「1円でも使用料を安くしたい」と言う人たちだろう。ただ、「119」もつながらないようでは命の危険もある。月額数千円程度の携帯電話代金など、誰もが気にすることないような社会になってほしいものだ…。

(関連記事)「深く反省」au通信障害、KDDI社長の記者会見に、技術系ネット民は好意的

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