【追悼】さようなら、安倍さん

麻生氏「あんたが私の弔辞を読むことになっていたんじゃないのか」

安倍晋三元首相の葬儀が12日昼過ぎから東京・芝の増上寺で営まれた。政界関係者だけでなく、一般の参列者も大勢駆けつけ、日本中が悲しみに包まれた。

写真:ロイター/アフロ

葬儀に先立ち、実弟の岸信夫防衛相がツイッターに兄弟のツーショット画像を投稿。岸氏は「兄を失いました。同時に日本にとりかけがえのないリーダーを失いました。テロによる民主主義への冒涜、暴力による言論封殺が行われてしまいました」と無念の思いで綴り、「兄は日本を愛し、この国を守る為、政治に命を賭けてきました。 遺された者達は皆分かっています。 お疲れ様でした。ありがとう。 今はただ安らかに」と弔意を述べた。

毎日新聞によると、葬儀では自民党の麻生太郎副総裁が弔辞を読み上げ、「あんたが私の弔辞を読むことになっていたんじゃないのか。大変つらい」と、14歳下の故人を先に見送る無念さをにじませた。

安倍氏の棺を載せた霊柩車は14時30分ごろに出発。昭恵夫人が位牌を手に助手席に乗り、沿道で見送る人たちに一礼。車は永田町に向かい、自民党本部、衆参議員会館を通過後、首相官邸へ。官邸の前庭に車が入り、正面玄関に居並ぶ岸田首相、萩生田経産相らの前で一時停止。岸田首相らが手を合わせ、安倍氏と最後の別れをかわした。

官邸を出た車は、国会議事堂の前を通過後、都内の斎場に向かった。

増上寺前で、安倍元首相の出棺を見送る大勢の人たち(写真:ロイター/アフロ)

 
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