台湾情勢緊迫で注目必至!新型空母「福建」が新たな中国海軍を作る

米軍とのパワーバランス変化の「嚆矢」
  • 台湾情勢が緊迫する中、このほど就航した中国海軍の新型空母「福建」に注目
  • これまでの空母より「福建」はどこが進化?建造の目的は?
  • 「米海軍空母と互角になる嚆矢になる」と筆者。米中パワーバランスへの影響は

アメリカのペロシ下院議長の台湾訪問の翌4日、中国は台湾近海に向けて、11発の弾道ミサイルを発射し、うち5発が日本のEEZ(排他的経済水域)に初めて着弾。東アジアの軍事情勢が一気に緊迫してきた。今後の中国の軍事的動向を占う上で、ぜひ注目したいのが新型空母「福建」の存在だ。

「福建」は去る6月17日に進水した。設計がソ連海軍の空母をベースにした物から米海軍の原子力空母(以下米海軍空母)を模した物へと、大きく設計が変わっている。この「福建」が米海軍と肩を並べるために必要な原子力空母への道となるだろう。

(文・蓮見皇志郎、監修・部谷直亮、構成・SAKISIRU編集部)

上海で行われた「福建」の進水式(写真:新華社/アフロ)

これまでの空母よりどこが進化?

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