日米で「空飛ぶタクシー」開発加速!大阪では万博の25年登場へ、気になる運賃は…

丸紅の提携機「東京駅と成田空港を14分で移動」可能性も
ライター
  • 米ユナイテッドが「空飛ぶタクシー」100機を予約
  • 日本でも大阪の老舗タクシー会社が「そらとぶタクシー株式会社」設立
  • 万博会場の夢洲と大阪市内を10分〜15分間で結ぶ

米ユナイテッド航空を傘下に持つユナイテッド・エアラインズ・ホールディングスがこのほど、ドローンのように電動で乗客を乗せて空中飛行する「空飛ぶタクシー」100機の予約金を支払った。金額は1000万ドル(約13億3000万円)。米紙ウォール・ストリート・ジャーナルが10日、伝えた。

aerogondo/iStock

万博にらみ、老舗タクシーも参入

「空飛ぶタクシー」に使われる技術は「eVTOL(イーブイトール=electric Vertical Take-Off and Landing)」と呼ばれ、電動で垂直離着陸を行う機器を指す。ユナイテッドはeVTOL機開発の米アーチャー・アビエーションに出資しており、ユナイテッドはアーチャーにとって、4人乗りeVTOL機の最初の取引先になるという。

eVTOLの実用化は日本でも進められており、今年5月20日には大阪市の老舗タクシー会社「大宝タクシー」が「そらとぶタクシー株式会社」を設立した。2023年にeVTOLを最低2台導入し、大阪・関西万博が行われる2025年の運航開始を目指している。

運行ルートは2ルートあり、梅田や難波などの大阪市内から万博会場の夢洲を結ぶルートは所要時間10〜15分で、料金は1万5000円〜2万2500円ほど。通常のタクシーだと30分で6000円程度かかる。

もう一つのルートは関西国際空港や神戸空港から夢洲まで、遊覧しながら飛行するもの。所要時間40分で、料金は約6万円となる。関西国際空港から夢洲まで通常のタクシーだと50分で1万8000円程度。使用予定のeVTOLは10分間の充電で50分間の連続飛行が可能で、パイロットは搭乗せず自動操縦で飛行する。

大阪万博時の空路のイメージマップ

料金は初乗り680円で、以降10秒ごとに250円が加算される仕組み。8月下旬には、他団体と合同で実証実験を予定しており、大宝タクシーは、

地元大阪の企業として大阪・関西万博を盛り上げる一翼を担いたいと考え、事業に賛同し出資していただける企業も募集しております

としている。

最大時速325キロの機種も

このほか、丸紅は21年9月、eVTOLの開発を行う英バーティカルエアロスペース(Vertical Aerospace)と業務提携を締結し、最大200機の「空飛ぶクルマ」を予約した。最大時速は約325キロで、東京駅と成田空港を約14分で移動できる性能を持つ。

トヨタ自動車が出資する米カリフォルニアのJoby Aviation(ジョビィ・アビエーション)も5月、アメリカ連邦航空局から、航空会社としての認可を取得。2024年にアメリカでの商用開始を目指している。

eVTOLについてツイッター上では、

バイクに乗るのと同じくらい簡単に飛べるようになる日は来るのか…。

空飛ぶ車の電動垂直離着陸機「eVTOL」(イーブイトール)を開発。
中国やアメリカもこの分野の開発がすごいのでどうなるか楽しみ。

など、期待の声もあがっている。「空飛ぶタクシー」が空中を飛び回る時代は、意外と近いのかもしれない。

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