維新、結党以来初の代表選でトラブル勃発…足立氏「代表選の無効」求める

所属議員が投票用紙の画像投稿に「投票の秘密侵害」指摘
ライター/SAKISIRU編集部

日本維新の会による結党以来初の代表選(27日投開票)でトラブルが起こった。代表選に立候補している足立康史衆院議員(国会議員団政調会長)は18日、代表選挙管理委員会に対して、代表選の無効を求める異議申し立て書を提出した。

都内で合同街頭演説を行った馬場氏、足立氏、梅村氏(16日、東京・有楽町で。編集部撮影)

足立氏「一般党員の投票の秘密を侵した」

足立氏が問題視しているのは、同じく立候補している馬場伸幸衆院議員(共同代表)の推薦人である2人の議員のツイートだ。

空本誠喜衆院議員は18日未明、投票用紙に「馬場伸幸」と記載した6枚の投票用紙の画像とともに、次のようにツイートした。

おはようございます。支援者周りをしながら、直接代表選の投票用紙への書き方をご説明。そして投函。みなさまへ「投票用紙には馬場伸幸と書いて、お早めに郵送を!」

このツイートは後に削除され、空本氏は18日夜「この度は、私の配慮が足らず、また「秘密」の誤認識と解釈が足りず、ご不快を与えましたこと、深くお詫び申し上げます」と陳謝した。

足立氏が問題視したもう一つのツイートは、中野稔子大阪府議による次のツイート。

実は他の議員の一般党員の方から本日ご連絡を頂いたのですが、ある議員がご自身の一般党員の皆様に郵送する前に自分が集めるので勝手に発送しないで欲しいと言われたそうです。その議員の推薦している候補者以外を記載したいが、出来ない状況であるということでした

この2つのツイートに、足立氏は馬場氏の推薦人が「一般党員の投票の秘密を侵したことを明確に示している」とし、「代表選挙規則第12条及び同第13条並びに代表選挙要綱第6条に規定する秘密投票を侵害しているだけでなく、特別党員の地位を乱用した投票強要に当たる恐れがあり、到底、看過できるものではない」と、代表選挙管理委員会に対して選挙の無効を求めた。

音喜多氏「疑念を抱かせるに十分な不祥事」

馬場陣営の選対本部長を務める井上英孝衆院議員は同日夜、ツイッターに「【重要】選挙運動について」と題した文書をアップ。空本氏の行為について、次のような認識を示した。

空本誠喜推薦人のSNS上において、自身が一般党員の投票用紙を複数枚取りまとめ、「馬場伸幸」と書かれた状態で投函するシーンが投稿されました。こうした行為は、代表選挙規則に抵触する恐れがあることは言うまでもなく、「秘密選挙「自由選挙」「直接選挙」といった一般的な選挙原則を毀損しかねないものであり、候補の推薦人としてあってはならない不適切な行為であったと言わざるを得ません。

また、同党の政調会長で、今回の代表選では馬場氏の推薦人に名を連ねた音喜多駿参院議員は18日深夜、自身の公式ブログを更新し、騒動を陳謝。

本日は早朝より維新・代表選挙に関連して、たくさんの党員・支援者の方よりお問い合わせのご連絡をいただきました。お騒がせし、ご心配をおかけしていることをまずもってお詫び致します。

自らのユーチューブチャンネルでも「維新の代表選挙に対して、党員の皆様、支持者の皆様に公正公平な選挙が行われているのかと疑念を抱かせるに十分な不祥事が起きてしまったということで、私も本当に心を痛めております。誠に申し訳ございませんでした」と、あらためて今回の騒動を謝罪していた。

なお、代表選には馬場氏、足立氏のほか、梅村みずほ参院議員が立候補している。

この日は深夜になって、代表選には出ず、投票動向が注目されていた吉村洋文副代表(大阪府知事)が馬場伸幸氏を支持すると表明したが、騒動の方がクローズアップされてしまった格好だ。

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