ロシアによる侵攻半年、ウクライナが迎えた31年目の特別な独立記念日

駐日ウクライナ大使「ウクライナに栄光あれ」

ドローンで空撮したウクライナの首都キーウ(21年10月撮影 Ruslan Lytvyn /iStock)

ウクライナは24日、ロシアによる軍事信仰を受けて半年が経過した。奇しくもこの日は1991年にソ連から独立した記念日。当事者だけでなく、世界各国も特別な思いを持ってこのアニバーサリーデイを迎えた。

ウクライナ政府の公式ツイッターにアクセスすると、アカウントユーザーの“誕生日”を祝う風船が表示された。

31年目の“誕生日”を祝う風船が表示されるウクライナ政府公式ツイッター

また記念日への祝意と国威発揚を表現するように、同国国旗の絵文字を大量に並べ中央に「freedom(自由)」の文字を並べる印象的な投稿をした。

日本時間の15時現在、ゼレンスキー大統領は独立記念日に関連した投稿はしていないがロイターによると、大統領は前日、「我々は国家に対する最も恐ろしい脅威と戦っている。また、最も高いレベルの国民の結束を達成した時でもある」と演説。

また日付が変わって24日早朝、コルスンスキー駐日ウクライナ大使は日本語で投稿。「今日、私たちは独立記念日を祝いました。レセプションはありません」と戦時を強調した上で、「我々はロシアの攻撃を警戒している。この悪魔が彼の洞窟に戻ったとき、我々は祝うだろう」と改めてロシアを非難。さらに「ウクライナへの支援に感謝します。ウクライナに栄光あれ 英雄たちに栄光あれ」と感謝と祝意で結んだ。

 

ロシアによる侵攻以来、ウクライナへの兵器供与も含めた強力な支援をしてきたイギリス。首相官邸のツイッターは23日夜(日本時間24日朝)、独立記念日に際してウクライナの国花であるひまわりで玄関先を飾り、ジョンソン首相が眺めている様子を投稿した。

日本の岸田首相は23日に、クリミア・プラットフォーム首脳会合にビデオメッセージを寄せ、「ウクライナが大きな困難に直面する中で、今回の首脳会合を主催されるゼレンスキー大統領のリーダーシップに最大限の敬意を表するとともに、ウクライナ政府、ウクライナ国民の皆様との連帯を改めて強調したい」と立場を改めて強調。「日本は来年、G7の議長国を務めますが、ウクライナにおける一刻も早い平和の回復及び復興の実現に向け、国際社会と緊密に連携しつつ、また日本の経験を活かし、最大限の努力、積極的な貢献を続けていきます」と抱負を述べた。

 
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