地元メディアが報じない沖縄県知事選のリアル 〜 「なにをいまさら」な旧統一教会騒動

【選挙戦展望:後編】保守・中間層の新たな熱気の理由
批評ドットコム主宰/経済学博士
  • 沖縄知事選の展望後編。選挙戦直前に振って沸いた旧統一教会騒動
  • 「なにをいまさら」な地元メディアの報道。沖縄と新宗教の実態とは
  • 下地氏どこまで健闘?煽りを喰らう佐喜眞陣営で奏功?しつつある新戦術

沖縄県知事選の直前、現職の玉城デニー氏の公約実現率をめぐって県議会が紛糾した経緯は前回述べたとおりだ。

だが、現在までのところ「知事のウソ」は争点になりそうもない。「デニー人気」は依然として高いままで、佐喜眞氏の劣勢は直ちに改善されそうもない。それどころか、佐喜眞氏が旧統一教会の支援を受けていたことが明るみに出て、佐喜眞氏への向かい風はいっそう強くなっているようにも見える。地元メディアは連日のように、「旧統一教会と関係の深い佐喜眞」といった印象を強めるような報道を続けている。

那覇市内にある世界平和統一家庭連合 那覇家庭教会(Googleストリートビューより)

旧統一教会疑惑の影響

しかしながら、筆者に言わせれば「なにをいまさら」である。率直にいうと、沖縄は「新宗教の草刈場」である

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批評ドットコム主宰/経済学博士

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