カップヌードル「フタ止めシール」廃止に「小泉進次郎のせいだ」説

日清食品「年間33トンのプラスチック原料削減」
  • カップヌードルがフタ止めシールを廃止し、Wフタへの切り替えを発表して話題
  • プラスチック削減が理由とあって、脱プラ推進の小泉環境相と結びつける声
  • 小泉氏は使い捨てスプーン廃止で物議。カップ麺のエコ化のたびに今後も名前?

日清食品は4日、今年で発売50周年を迎える主力商品「カップヌードル」のフタ止めシールを廃止し、開け口を2つに増やす「Wタブ」に切り替えることを明らかにした(同社プレスリリース)。プラスチック原料の使用量削減が目的といい、同社は「年間33トンのプラスチック原料を削減する」としている。

日清食品プレスリリースより

カップヌードルは1971年に発売。昨年の時点で累計販売数は450億を超えており、日本人だけでなく世界的な「庶民の味」として長年親しまれ続けてきた。一方、「Wタブ」切り替えの理由となった「廃プラ」を、小泉進次郎環境相が近年推進してきたことから、SNS上では、

カップヌードルのフタ止めシールまで廃止に追い込む小泉進次郎おぼっちゃま、すごいな。

小泉進次郎環境大臣から何らかの圧力受けた?

小泉進次郎のせいで、便利なものが消えて行く。

などと、小泉氏とフタ止めシール廃止を結びつける声が相次いだ。

小泉氏(環境省サイト)

小泉氏への手厳しい論評をしてきた本サイトの新田編集長も同日昼のツイッターで「小泉進次郎さんが庶民の食べ物カップヌードルのフタを変えさせてしまったようだ」と投稿。田端信太郎氏らがリツイートして拡散していた。もちろん、これらのツイートはジョークの「ネタ」ではあるが、実は、SNSでは小泉氏の脱プラ推進を背景に、カップヌードルの“因縁”は取り沙汰されていた。

4月上旬には、フジテレビ系のFNNプライムオンラインが新商品の話題で「カップヌードル 残ったスープ固めるパウダー」を取り上げた際、そもそもカップヌードルの残り汁を捨てて良いのか、日清食品側に取材。日清側は「弊社が推奨している方法は特にございません」と質問をかわしたが、このときもネット民の一人が「小泉氏に何か言われたのでは?」と半ば冗談気味に憶測する書き込みをしていた。

小泉氏は強力な「脱プラ」論者。レジ袋有料化に続き、使い捨てスプーンの有料化までぶちあげたことで、ネット上ではコンビニ弁当を食べるときの利便性が損なわれ、コスト増になることから猛反発する声が続出、小泉家が4代続く政治家一家とあって、小泉氏を「貴族」や「庶民の敵」と呼ばれることも増えていた。日清食品は2年前からカップヌードルの容器の原材料の石油生成プラの比率を減らし、植物性プラに切り替えるなど環境対策を進めているが、今後も「国民食」のエコ化が進むたびに、小泉氏の名前が取り沙汰されるかもしれない。

 

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