日本への入国規制緩和、中国ネット民「とはいえ岸田はコロナに感染中なんだよな」

日本に旅したくても行けない「現状」
ライター
  • 政府は1日の入国者数の上限を5万人へと引き上げる方向で調整
  • ワクチン3回接種完了者に対しては陰性証明書の提出を求めない措置も
  • 中国からの訪日旅行は依然として困難な状況で、すぐには戻らない模様

政府はこのほど、9月7日以降に入国する人を対象に、ワクチン3回接種完了者に対しては外国出発前検査の陰性証明書の提出を求めないと発表した。また、政府は新型コロナウイルス感染症対策として、1日の入国者数の上限を、現在の2万人から5万人へと引き上げる方向で調整に入っている。

東京・浅草がかつてのような外国人の賑わいは戻るのか…(bennymarty/iStock)

入国者数の上限はオミクロン株が確認された昨年12月には1日3500人まで引き下げられていたが、その後徐々に緩和され、3月に5000人、4月に1万人、6月には2万人まで段階的に引き上げられてきた。6月からは添乗員付きパッケージツアーに限り観光客の受け入れも再開していたが、今後は添乗員がいない個人旅行も認められるという。

日本の水際措置は主要7カ国(G7)で最も厳しいとされており、2019年に約3188万人を記録した訪日外国人客は、2020年には411万5900人まで落ち込んだ。

インバウンド旅行客の受け入れが緩和されつつあるが、コロナ前のような状況に戻るまでには、まだ相当の時間がかかりそうだ。かつて訪日客の大半を占めた中国人観光客が気軽に両国を行き来できる体制は整っておらず、訪日客数は当分の間、限定的と見られる。

中国では観光目的の海外渡航が原則として認めておらず、帰国者は指定施設で長期間の隔離が必要となる。出国は仕事や留学、緊急の業務などに限られており、旅行目的の場合、パスポートの発行すら困難と見られる。また、航空券も往復で数十万円と高騰が続いており、中間層が長期休暇に気軽に行き来できる状況とは程遠い。

hxyume /iStock

是非の分かれる制限緩和

今回の政府の対応には、賛否が分かれる模様。元格闘家で参院議員の須藤元気氏は「ワクチン3回接種の条件付きで免除する方向…ということですが、4回接種しても感染した岸田総理のような方もいます。それを鑑みれば接種条件はいらないと思います。」とツイートし、ワクチン接種の有無を不問とすべきと主張した。

何を今更、という話。まだ入国制限を続ける日本は完全に周回遅れ。

7日から入国者の緩和か…
これで来月の海外仕事がちょっと気楽に行ける

などの声もあった。だが、入国緩和については慎重論も根強い。

世界一感染者の多い日本で、入国制限を緩和すれば、ただでさえ医療崩壊しているのに、それ以上の負担を医療現場に強いる事になるって思うけど?

冗談抜きで小児接種率頭打ちの状況で夏休みが終わってしまい7波の余波のまま学校が再開したらすぐに8波がやってくるだろうな。ここに入国緩和とマスク緩和と外出緩和を重ねたらもうどうなるかわからん。今年の受験生たちは本当に気の毒だ。

中国のニュースサイトでも、日本の入国緩和を伝える記事が流れ、ネット上には以下のようなコメントがあった。

制限を緩める地域と制限を続ける地域があって、世界は分裂しているな。

航空券が高すぎる。いつになったら増便されるのだろう。

不要不急の海外渡航は、禁止されているはず。

とはいえ、岸田はコロナに今も感染中なんだよな

外国人観光客の本格的な受け入れは、もうしばらく先の話になりそうである。

 

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