「iPhone14」世界で2番目に安いのに…高すぎて買えない日本人が続出か…

上がらない給料、記録的な円安...
ライター/SAKISIRU編集部
  • アップルが同社製スマートフォンの新機種「iPhone14シリーズ」の4機種を発表
  • 最新機種の度に価格上昇、最安機種で初の10万円台。「もう買えない」の声
  • 日本は世界で2番目に安い価格設定だが、「買えなくなった」背景は…

アメリカのIT大手、アップルは7日、カリフォルニア州の本社でスマートフォンの新機種「iPhone14シリーズ」の4機種を発表した。日本での価格は最も安いタイプで、税込み11万9800円から。9日から予約受付を開始する。

iPhone14、今回も最新機種は華々しく発表したが…(Appleニュースルームより)

「iPhone買うつもりだったけど、高すぎる」

昨年9月にリリースされたiPhone13シリーズは最も安いタイプで、税込み9万9800円だった。iPhoneの最も安いタイプの価格が10万円の大台を超えたのは今回が初めて。

この発表を受けてツイッターでは、「高すぎて買えない」と嘆くユーザーが続出している。

iPhone 14 Pro Maxが20万なので、もう買えない

そろそろ買い替えたいけど、パソコン並みに高くて買えない〜」

もうiPhoneは買わない!もうiPhoneは買えない(泣)

一番安いのでも12万するのまじありえん

iPhone買うつもりだったけど、高すぎる

日本は世界で2番目に安い価格設定だが…

しかし、実は外国と比べるとまだ日本の価格は安いようだ。iPhoneなどのガジェットの価格を世界で比較し、企業などにデータを提供しているNukeniの調査によると、日本のiPhoneの価格はアメリカに次いで、世界で2番目に安く設定されている。

同調査によると、今回リリースされたiPhone14の128GBの価格は、日本円に換算するとアメリカが11万9181円で世界最安値だった。次いで日本が11万9800円、中国が12万3806円、香港が12万6350円、カナダが12万6441円の順で安かった。ちなみに、お隣の韓国は日本より1万円以上高い13万732円だった。

ほかのタイプでも同様で、256GBでも日本の価格は13万4800円で、13万3557円のアメリカに次いで2番目に安く設定されている。512GBも16万4800円と、アメリカ(16万2310円)に次いで安い。

東京都心のアップルストア。これまでは最新のiPhoneを求める行列が見られたが…(撮影2019年 GOTO_TOKYO /iStock)

反対に価格が高く設定されている国は、ヨーロッパと南米だ。特に、ブラジルとトルコが際立って高く、ブラジルはiPhone 14の128GBが20万8152円、256GBが23万5545円、512GBが29万329円だった。今回、Nukeniが調査を行った37か国の中で最も価格が高かったのはトルコで、128GBが24万4494円、256GBが26万5000円、512GBが30万6802円だった。新品のノートパソコンと見紛うほど高い。

ブラジル地理統計院によると、2021年のブラジルの平均月収は2265レアル(約6万2000円)なのだが、平均的収入のブラジル人はどうやってiPhoneを買っているのだろうか。

日本の購買力低下が背景?

iPhoneは、新機種のたびに基本的に価格を上げており、iPhone 13の日本での販売価格は9万8800円からだった。この時から、次の新機種は最低スペックのものでも10万円を超えると予想されていたわけだが、今回、大方の予想通り10万円の大台を超えた。これを受け、SNSでは「iPhoneのシェアが落ちるのでは」と指摘していたユーザーも少なくなかった。

市場調査や消費者動向を調査するMMD研究所によると、2022年時点で日本でのiPhoneのシェアは44.1%で、Android(51.5%)の後塵を拝している。記録的な円安で日本での収益性がただでさえ悪化する中、アップルは少しでもシェアを落とさないため、企業努力で日本での価格を抑えているのではないか。

にもかかわらず、日本では「iPhoneが高すぎて買えない」というユーザーが続出している。30年にわたって平均年収が上がらない中、日本の購買力がどんどん落ちているということの証左なのだろうか。iPhoneをはじめ、外国製品など高すぎて誰も買えない国になってしまわないか心配だ。

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