ゴーカート死亡事故で問われる大人の責任、ネットでは主催したトヨタ系4社追及の声も

「仮にもF1参戦していた会社の対応ではないよね」
ライター/SAKISIRU編集部

北海道南部・森町の宿泊施設「グリーンピア大沼」敷地内で行われていた子どもが運転するゴーカートが別の子どもらに突っ込み、2歳の男児が死亡した事件を受け20日、ゴーカートコースを設営・運営する新千歳モーターランドの常務・九谷田聡氏が報道陣の取材に応じた。九谷田氏は当日の状況について、次のように説明した。

※画像はイメージです(romaset /iStock)

通常はアクセルを離して、ブレーキを踏んで、減速しないといけない場面なんですが。アクセルを踏みっぱなしになっていた状態。手を伸ばして、体を引っ張ってとか、アクセルペダルを引っ張ってとか。そのようなことをしようとしたのですが、(アクセルが)全開だったので(止められなかった)。(スピードを)落としなさいという指示はしたんですが、パニックに陥っているというか。一応安全対策はしっかり取っていたのですが予期せぬことが起きてしまったというか…

「責任を女児に押し付けていて引いた」

この説明に、ネット上では「事故を起こした女児に責任を押し付けている」との批判の声が多数寄せられていた。

運営・新千歳モーターランドの担当者が「ブレーキ踏めと言ったが、女児がアクセル踏んだままだった」と責任を女児に押し付けていて引いた。安全管理不十分だったくせに。

11歳の子が悪いみたいな物言い。凄い嫌だな。いろんな対策あったよね?ヒューマンエラー。まして小学生。それを補うのが安全対策なんだよ。

11歳と2歳のこれからの未来どう責任果たすつもりだろう。主催者や関係者。

11歳の子に罪を背負わせるなよ。この先の長い未来を潰すな。大人が責任取れ

スポンサータブー?トヨタを批判する声も

dogayusufdokdok/iStock

とはいえ、新千歳モーターランドは、ゴーカートコースの設営や運営を行ってはいるがこのイベントの主催ではない。このイベントの主催は、函館トヨタ、函館トヨペット、トヨタカローラ函館、ネッツトヨタ函館の北海道・函館地区のトヨタ販売店4社。ネット上では、この4社の責任を追及する声も目立った。

タイヤバリアもなしで三角ポールだけはあり得ないし、これはトヨタ販売店が普通に悪いと思う。仮にもF1参戦していた会社の対応ではないよね

トヨタの関連4社が共催したイベント。運営の責任じゃ。どうしてくれる?

本サイトでトヨタの問題点を指摘し続けていることでもおなじみ、ジャーナリストの井上久男氏は、「トヨタ関連って最近不祥事が多いですね」としたうえで、「たるんどるのか、驕りなのか」と指摘していた。

トヨタ関連って最近不祥事が多いですね。日野自動車と言い、その前の販売店の不正車検と言い…。たるんどるのか、驕りなのか。トヨタの内部監査室さーん、出番ですよ

また、中にはスポンサータブーで、今回の事故についてマスコミではトヨタの名前を出していないのではと指摘する声もあった。

昨日ゴーカート事故のニュース流してたら、まじで頑なにトヨタの名を出してなくてようやっとトヨペット、一回出たか出ないかだった

ゴーカートで子供が子供を轢いたニュースやってるけど、どこの局もトヨタの名前出さないのはなぜ?スポンサー様だから?

ゴーカート事故のニュース、テレビで見るとトヨタの名前一切出さないようにしてるから違和感が半端ねぇ。忖度ヤバいな

なお、函館トヨタ、函館トヨペット、トヨタカローラ函館、ネッツトヨタ函館の4社は20日、そろって次のような謝罪文を公式サイトにアップした。

今回の重大事故により、お亡くなりになられましたお子様のご冥福をお祈り申し上げますとともに、ご遺族に対し心よりお悔やみ申し上げます。加えて、被害に遭われましたお子様、ご家族、関係者の皆様に、心より深くお詫び申し上げます。
~中略~
今回の事故が発生するに至った背景について、イベント運営体制を詳しく振り返り、二度とこのような事故を起こさないために、何が安全対策として足りていなかったのか、しっかりと見つめ直してまいります。

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