日韓が揉めて喜ぶのは誰か 「日韓関係のリセット」という安倍政権の成果を

松川るい「本音で語るリアリズム外交」#2
ライター・編集者

【編集部より】現場視点での外交論を発信する論客として注目される、自民党・松川るい参議院議員。本音の「外交リアリズム論」を語っていただくシリーズ、今回は「嫌韓」の裏で見えづらくなった日韓外交の実相に迫ります。(3回シリーズの2回目)

松川るい(写真は事務所提供)東大卒業後、1993年外務省入省。97年米ョージタウン大学国際関係大学院を修了。外務省時代は、国際裁判、FTA交渉や軍縮交渉、インテリジェンス部門の首席事務官として中国や朝鮮半島の情勢分析を担当。2016年参院選大阪選挙区で初当選、20年〜21年、防衛政務官。22年参院選再選。夫は外務省時代の先輩、2児の母。

「嫌韓論」が日米韓の安全保障連携に悪影響

――「日本一国では中国に勝てないけれど、束になれば負けない」と多国間連携を深めていく際に、韓国との関係も重要になります。しかし安全保障の議論において、韓国との関係改善が重要だという話がなかなか出てきません。安全保障を重視する保守派が「韓国とはもう付き合いたくない」という姿勢を取っています。

松川】文在寅政権が余りにも酷かったために、保守政権に変わったとて、そのトラウマで韓国とは付き合いたくないという気持ちの方がいるのは理解できないではありません。

そして、韓国は、大国に挟まれた歴史から揺れ動くことが多く、信頼して何かを共になそうとすることが難しい国です。この構造的問題は別に尹政権になったからといって変わるわけでもありません。

それを前提にした上で、それでも、です。

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最終回に続く

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