イギリスに続き、イタリアでも「減税」掲げた女性首相誕生へ、日本の高市氏はどうする?

「増税派」から転向あるか?
ライター/SAKISIRU編集部
  • イタリア総選挙で右派連合が躍進、メローニ氏が初の女性首相へ
  • イギリスでも女性のトラス氏が首相に。日本のネットは高市氏の待望論
  • 三者ともに「右派」という点は共通するが、税金に関する政策は…

25日に投開票されたイタリア上下院総選挙は、野党右派「イタリアの同胞」率いる右派連合が勝利した。極右政党「同盟」や、ベルルスコーニ元首相率いる中道右派「フォルツァ・イタリア」の3党で過半数を獲得した。これを受けて、第一党に躍進した「イタリアの同胞」代表のメローニ氏が、同国初の女性首相に近く就任する見通し。

総選挙での勝利に満面の笑みを浮かべるメローニ氏(写真:ロイター/アフロ)

高市氏の首相就任を期待する声

イギリスでは今月6日、トラス氏が新首相に就任した。そして、イタリアでは今回の選挙結果を受け、メローニ新首相が誕生する予定だ。ヨーロッパで相次いで女性リーダーが誕生した流れを受けて、日本では自民党の高市早苗・経済安全保障相が首相になることを期待する声が保守層から寄せられている。

ツイッターでは、次のような意見が多く見られた。

女性はリベラルと思いがちであるが保守系に優秀で胆力がある女性リーダーが多い。日本も高市早苗氏の総理の流れを、十分彼女に素質はある。

日本も高市早苗首相の誕生が待ち遠しいな。

イギリスもだが欧州は女の保守が多いね。男は直ぐ極右とか差別主義者とか言われるからかな。日本は高市早苗ガンバレ

イタリア女性首相誕生へ。日本も高市さん総理になって欲しいなあ。

日本も史上初の女性首相 高市さんでお願いしたい。

三者ともに右派だが、大きな違いが…

トラス氏はもともと左派の家庭で生まれ育ったものの、現在は大型減税実施や「小さな政府」を目指す保守党のトップ。さらに、保守党の中でも、右派グループのリーダーとして知られる。

メローニ氏は、ムッソリーニの「ファシスト党」の流れをくむとされ、一部メディアに極右政党と表現されることもある「イタリアの同胞」の党首。今回の選挙でも「自国優先」を訴えるなど、右派的政策を掲げていた。

昨年9月に行われた自民党総裁選で「保守派のスター」(朝日新聞)と呼ばれた高市氏とトラス氏、メローニ氏は、国に対する考え方自体は似ているのかもしれない。

しかし、両者と高市氏で大きく異なる点がある。それは、税金政策だ。

(左から)トラス英首相、メローニ伊次期首相、高市氏

トラス首相は、党首選中から大型減税を主張し支持を拡大した。新首相に就任してから初めての演説では、「私には減税と改革を通じて経済を成長させる大胆な政策があります。今週、光熱費の問題に対処し、将来のエネルギー供給を確保するための対策にとりかかります」と力強く言い切っていた。今月23日には、物価高騰への対策として、所得税の減税や光熱費の値上げを凍結すると発表した。

メローニ氏の率いる「イタリアの同胞」は、今回の選挙公約として、減税、最低年金額の引き上げ、保育所の無償化、子ども手当の増額などを掲げ勝利した。

一方、高市氏はどちらかと言えば、「増税路線」と指摘する向きが多い。「月刊Hanada」の電子版「Hanadaプラス」に昨年9月に掲載された「【わが政権構想】日本経済強靭化計画|高市早苗」では、大企業への課税強化、炭素税の導入、金融所得課税の引き上げを主張していた。

生活費の高騰を受けて、消費税の減税を求める声が日に日に高まっているが、昨年の自民党総裁選への出馬会見で高市氏は「現在の税率から下げることはしない」「消費税を再び増税することは政治的な困難が伴うため、消費税の引き下げは行わない」と述べている。

減税を主張する右派の女性が国のトップになるのを見て、日本初の女性首相を目指す高市氏が、減税路線に舵を切ることはあるだろうか。

 

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