大物IT起業家が「参政党」応援明言のサプライズ

オプト創業者鉢嶺氏「未来の日本の繁栄の為に…」
SAKISIRU編集長
  • オプト創業者の鉢嶺氏が参政党の神谷氏応援を明言
  • 「私も経営をしていて…」応援を決めた理由とは
  • 安倍元首相亡き後、経済人と保守政治家の関係性に変化?

インターネット広告大手、オプト創業者として知られる鉢嶺登氏が12日、自身のフェイスブックで参政党の神谷宗幣参院議員を応援する意向を明らかにした。

これまで鉢嶺氏は、世耕弘成元経産相を自社のセミナーに招くなど自民党議員との関係性が近い印象があったが、野党の、それも今年の参院選で議席を得たばかりの新興政党への支援を表明するのは異例ともいえ、永田町ばかりでなく経済界でも注目を集めそうだ。

参政党・神谷氏(右)の応援を表明した鉢嶺氏(フェイスブックより)

鉢嶺氏はこの日、フェイスブックへの投稿で「参政党神谷さんを応援する事にしました。未来の日本の繁栄の為に、待ったなし」と書き出して、参政党の公式サイトへのリンクをシェアした。

鉢嶺氏は早大卒業後、森ビル勤務を経て1994年に創業。ネット時代の到来とともに、旧来型のマスマーケティングに変わる、ダイレクトマーケティングを軸にした事業を展開して軌道に乗った。オプトはネット広告分野で代表的な企業の一社となり、2004年には当時のジャスダックに上場。鉢嶺氏は1000億近い年商を誇るグループを一代で育て上げた。現在は持株会社に移行し、デジタルホールディングスの会長を務めている。

一方、参政党もベンチャー政党という点で“共鳴”した点がありそうだが、日本の国柄を反映した国家アイデンティティの確立や、グローバルの外国資本勢力との対峙を政策に掲げている。デジタルとグローバルの潮流に親和性のあるはずの“ネット系”上場起業家が支持表明するのは意外にも思えるが、フェイスブックでは参政党や神谷氏支持を決めた理由として、

私も経営をしていて『これ守ると会社弱くなるのになぁ』が幾つかありました。働き方改革、株主至上主義、アクティビスト無規制、ガチガチのコンプライアンス、株式持ち合い禁止などなど。神谷さんと話し、経済戦争で日本がやられている事を知り目から鱗でした。

などと綴った。グローバル対応による市場環境のルールメイキングが年々進む潮流にあって、参政党が掲げる「異論」に賛同したと見られる。

これまでの参政党は参院選での躍進があったとはいえ、反グローバルな主張などから大手メディアでは「キワモノ」的な扱いをされることも少なくなかった。しかし、鉢嶺氏のような知名度と実績がある大物経営者を取り込んだことで党勢拡大につながるのか。

明治維新でもSTEP1で吉田松陰のような思想家が沢山出て、STEP2で坂本龍馬のような実行する人が沢山出て、外国や権力者に立ち向かい維新に繋がりました。彼らの大半は暗殺されてますが、命を賭してでも日本のために成し遂げようとする、人として心底信頼できる志士が今の日本には一番大切!」と鉢嶺氏は力を込める(フェイスブック)。

神谷氏は取材に対し「鉢嶺さんとは以前から知り合いでしたが、これからは表でガンガン応援して下さることになりました」と手応えを語る。

今後、鉢嶺氏らの経営者人脈との接点を増やしていく方針で、来年の統一地方選や次期衆院選に向けた地固めが進むのか注目される。政界全体を見回せば、安倍元首相亡き後、保守勢力の動向は流動化が加速しつつあるが、今回の「異例のタッグ」は、経済人と保守政治家の関係性も多様化する嚆矢となるのか。

 
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