きょうで暗殺から20年…石井紘基氏が「大規模減税」を掲げた極意とは

遺著『日本が自滅する日』は改革派のバイブル
報道アナリスト/株式会社ソーシャルラボ代表取締役
  • 石井紘基氏の暗殺から今日で20年、鳩山氏がツイッターで墓参報告
  • 鳩山氏が言う「官制経済の利権構造の根本的改革」は、石井氏の真骨頂
  • ガチンコ「小さな政府」論者だった石井氏の遺著が提起する今日的問題

石井紘基氏(旧民主党アーカイブサイト)

民主党の石井紘基衆院議員(当時、享年61)が右翼団体代表の男に刺殺されてから25日で20年を迎えた。

当時、党代表だった鳩山由紀夫氏が前夜にツイッターを更新し、石井氏の墓参に訪れたことを報告。「彼がやろうとしていた官制経済の利権構造の根本的改革の危険性を十分に理解せず、党代表として彼の命を守れなかったことを、今更ながら申し訳なくお詫び申し上げました」と投稿した。

官制経済の根本的改革

鳩山氏といえば政治家引退後のあまりの迷走ぶりに今や怒りを通り越して憐憫の眼差しで見ている人も多いだろう。泉下の石井氏もきっと大いに嘆いていたのではないか。

しかし、この日ばかりは何か石井氏の気迫のようなものが乗り移ったのか、ほんの一瞬だけ「正気」に引き戻したようにすら感じた。鳩山氏が言う「官制経済の利権構造の根本的改革」は、まさに石井氏の一丁目一番地の政策だ。

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