非現実的リベラルも、反中保守も問題あり…日本の対中議論はどうあるべきか

【後編】深化した米中対立の議論、最新動向
地政学・戦略学者/多摩大学客員教授
  • 米の対中姿勢から日本が学ぶべき3つの教訓とは?
  • リベラルの「非現実的」意見は説得力皆無だが、「ネトウヨ」的な言論にも…
  • 第二次大戦の後に発せられたマッカーサーの言葉が示唆すること

前編では、アメリカの中国専門家たちのスタンスを4つに分類したデビッド・マッコード准教授の報告書をご紹介した。後編では、この報告書の分類は日本の実務担当者や識者たちにどのような示唆を与え得るか、簡潔ではあるが、以下の3点に絞って意見を述べてみたい。

wenjin chen /iStock

米の対中姿勢から日本が学ぶべき3つの教訓

第一は、派閥の流動性とそこから生まれるリスクである。

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地政学・戦略学者/多摩大学客員教授

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