Colabo問題、小池都知事に直接“追及”へ 自民・川松都議が見通し

「一問一答ができる貴重な機会」

東京都が若年女性支援の事業を委託してきた一般社団法人「Colabo」(代表理事:仁藤夢乃)の会計処理を巡り、住民監査請求が一部認められた問題は、小池知事がどのような対応を見せるかに注目が集まりつつある。

Colabo問題でここまで“完黙”の小池都知事(1月27日の記者会見、Facebook「東京都知事 小池百合子の活動レポート」より)

自民党の川松真一郎都議は1日夜、YouTubeを更新。新年度予算を審議する第1回定例会では例年、予算特別委が開催されることを説明し、「委員会には小池知事が出席します。当然副知事もいます。担当局長もいます。その中で一問一答ができるという貴重な機会」と意義を解説した。

複数の政策問題をまとめて質疑する都議会の本会議とは異なり、予算特別委は国会の予算委と同じように、質問に立った都議が個別のテーマについて小池知事と直接、突っ込んだやりとりができる。

川松氏

川松氏は「小池知事が出てきた場面で、Colabo問題、あるいはColabo問題の関連の事業に対して予算の付け方、事業評価が正しいのか、そもそもの契約のあり方、委託契約の仕様をどうチェックしていくのか、ようやく皆さんの前で議論ができる場面が来ました」と強調。都議会自民党から誰が質問に立つかはこれからの調整になるというが、同党の三宅正彦幹事長らに川松氏が登板を志願する意向も明らかにした。

昨年来からネットを騒がしているColabo問題を巡っては、マスコミが旧年中は報道せず、小池知事の定例記者会見でも取り上げられなかった。年が明け、住民監査請求の結果が公表されたことについては報道されるようになったが、1月中に4回開かれた小池知事の定例会見では、Colabo問題や住民監査請求については小池氏の発表でも記者との質疑応答でも全く話題になっていない。

 

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