管理簿に存在しない「極秘文書」に正当性 !? 立民・小西氏にネット民の疑問噴出

「公にしたらあかんやろ」「泥棒と同じ」

安倍政権時代の放送法解釈を巡る問題で、立民の小西洋之参院議員が16日夜のツイッターで、焦点となっている総務省文書について「総務省の最高幹部らが作成し使用したこの文書の内容には疑問など存在しないと言ってよい」などと改めて正当性を主張したものの、その根拠とした「極秘文書」に対する見解が物議を醸した。

小西洋之氏(8日の参院予算委、参院ネット中継)

小西氏の発言は、ジャーナリストの門田隆将氏が文書問題に関する、この日の衆院総務委での質疑を紹介する中で飛び出した。

総務委では、共産・宮本岳志氏が「文書は行政文書ファイルに保存されていたのか」などと保存の仕方について質問したのに対し、総務省側は「電子的に保存されていたもの」と述べた上で、「確認した結果、行政文書ファイル管理簿への記載が行われていなかった」と答弁した。門田氏はこのやりとりを受け、「管理簿にも存在しないものが、なぜ小西議員に渡ったのか。内容の信憑性を含め更に疑問噴出…」とツイートした。

すると小西氏は「門田氏の悪意は本当に残念だ」と批判し、「行政文書の管理簿に存在しない『極秘文書』だからこそ、提供者はこの文書を使って違法な解釈を廃絶し、言論の自由と民主主義を守って欲しいとの思いで私に託して下さったのだ。総務省の最高幹部らが作成し使用したこの文書の内容には疑問など存在しないと言ってよい」と正当性を強調した。

これに対し、門田氏は「ならば真実の証明にその場にいた人を国会に呼びましょう。まさか反対しませんよね」とすかさず応酬。国会への証人喚問など公開の場での検証を求めた。

小西氏の「極秘文書」に対する見解について、元海上保安官の一色正春氏は「極秘文書は持ちだしたらあかんし、まして公にしたらあかんやろ」とツッコミ。アゴラ研究所代表の池田信夫氏も「自分が何いってるのかわかってるのか」と呆れた様子。さらに池田氏は「極秘文書』を持ち出すのも、それをそそのかすのも国家公務員法違反だ。役所から文書を持ち出す泥棒と同じ。そのうち検察が来ればわかる。震えて待ってろ」と述べ、小西氏を猛批判した。

一般のネット民も小西氏に対し、

極秘文書だからこそ、管理簿に載せて管理をしっかりしないと いけない気がするんだけど 認識が間違っているのかな?

提供者が明確でない「極秘文書」だからこそ、小西氏はこの文書の正当性を責任を持って証明する必要がある。

管理簿に存在しなかったら、行政文書でも何でも無いのでは??

などの疑問が噴出していた。

 

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