区長の急死でまた波乱…東京・江東区長選“三国志”、いよいよ決戦へ

30年来の覇権争い、衆院選にらむ攻防劇
報道アナリスト/株式会社ソーシャルラボ代表取締役
  • 東京都江東区の山崎区長が急死。不出馬だったとはいえ区長選に影響は?
  • 先月にはスキャンダル報道もあったが、在任中は小池知事に決然と対峙も
  • 江東区で30年来続く山崎家、木村家、柿沢家の覇権争い。大一番へ

亡くなった江東区の山崎区長(こうとう区報 令和4年3月11日号)

東京都江東区は12日、山崎孝明区長が同日午前、膀胱がんによる急性腎不全で亡くなったことを明らかにした。享年79。山崎氏は区議、都議を歴任した後、2007年から4期区長を務めていた。

今週末16日に告示を迎える区長選で5期目をめざす意向だったが、3月に公務中に体調不良を訴えて緊急入院。出馬を辞退し、自民都議の長男、一輝氏(50)が後継をめざして出馬表明していた。

選挙直前の不出馬と急死

今年1月、「統一地方選で意外に注目を集めそうなのが東京・江東区長選」と書いてから3か月。元自民衆院議員の木村弥生氏(57)の挑戦で「保守分裂」選挙となり、さらには地元・衆院東京15区選出の柿沢未途氏と自民都連の暗闘が絡むなど激しく政争化した区長選を巡っては、新聞だけでなく週刊誌までクローズアップする記事が増え始めた矢先だった。すでに出馬を取りやめていたとはいえ、山崎区長が選挙戦本番直前に亡くなるというショッキングな出来事に政治関係者の間では異様なムードが漂い始めている。

故人にムチを打つ意図は毛頭ないが、区長が出馬を取りやめる直前の3月上旬には「スキャンダル」も飛び出した。

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報道アナリスト/株式会社ソーシャルラボ代表取締役

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