世田谷区長選、玉木ショック!内藤陣営、ジャイアントキリングへ「最終兵器」も

区役所建て替え、争点化を成功させた奇策とは?
報道アナリスト/株式会社ソーシャルラボ代表取締役
  • 世田谷区長選で国民・玉木代表が内藤氏の支持表明。動画出演も
  • 3月に打たれていた布石。共闘の輪は自民、維新、公明からさらに拡大
  • 区役所建て替えの争点化を成功した奇策。陣営が狙う「最終兵器」とは

統一地方選の注目選挙になっている東京・世田谷区長選(16日告示、23日投開票)で、国民民主の玉木雄一郎代表が14日、元財務官僚の新人、内藤勇耶(ゆうや)氏の選対事務所を訪れ、支持を表明した。

党としての推薦は出さないものの、自民、維新が異例のタッグを組んで始まった共闘の輪は公明、そして国民へと拡大。旧民主支持層を切り崩し、4選をめざす現職、保坂展人氏の動揺を誘う。内藤氏の陣営はさらに「最終兵器」投入を進めている。

対談で息のあった様子の玉木氏と内藤氏(YouTube「内藤ゆうや@世田谷チェンジ」

玉木氏はこの日午前、国民の区議と内藤事務所を訪問。YouTubeチャンネルでは、内藤氏は財務省の先輩後輩同士であることに加え、財務省キャリア若手の登竜門である国税局への赴任先が玉木氏の地元、香川・高松だったこともアピールした。

玉木氏が「区長をめざそうと思ったのはどういう理由だったのか」と出馬の動機を尋ねると、内藤氏は「昔は住みたい街ランキングで上位だったのが最近ではトップ10にも入らなくなってきた」と衰退への危機感を強調した。

さらに玉木氏が「世田谷はセレブな人が住んでいると思うが、意外にも一人暮らし世帯が増えていると聞いた」と水を向けると、内藤氏は「南側は独居老人、シングルファミリーが多く生活が非常に苦しい」と指摘。地域通貨「世田谷ペイ」を活用し、消費税10%分を還元する構想を説明すると、玉木氏が「それはいいね」と評価した。

動画で息のあった様子をアピールした2人だが、実は3月24日に対面を果たしている。

この記事は会員限定です。ぜひご登録いただき、続きをお読みください。サブスクなら読み放題です。

 
報道アナリスト/株式会社ソーシャルラボ代表取締役

関連記事

編集部おすすめ

ランキング

  • 24時間
  • 週間
  • 月間

人気コメント記事ランキング

  • 週間
  • 月間

過去の記事