「明日からも4年後の区長選にむけて…」世田谷区長選、内藤氏リベンジ誓う

国政への転戦否定

統一地方選の後半戦は23日、投票日を迎えた。自民と維新がタッグを組んで現職の打倒をめざす異例の構図として注目された東京・世田谷区長選は、元財務省研究官の新人、内藤勇耶氏が、4選をめざす現職の保坂展人氏との一騎打ちに力負けした。

雪辱を誓った内藤氏(3月25日、選対事務所にて編集部撮影)

選挙戦では、推薦を出した自民、維新に加え、公明と財務省OBの国民民主・玉木雄一郎代表が内藤氏を支援。元社民党国会議員で、立民と共産が支援する保坂氏の分厚い牙城に挑んだ。

保坂区政が400億円をかけて区役所を建て替える現行計画に異議を唱え、民間資本を活用することで「区民負担実質ゼロ」への計画変更や、区施設のネーミングライツ拡充など「稼げる区政」への転換などを訴え、政策通ぶりを見せたが、2月の出馬表明から知名度の浸透に時間がかかった。

内藤氏は同日深夜、ツイッターを更新し、「無名の新人である私に期待して投票していただいた区民の皆さまの期待に応えることができず、申し訳ございませんでした」と支援者に向けて陳謝。「生まれ育った世田谷のために、明日からも4年後に向けて活動を続けて参ります」とリベンジを誓った。

あるジャーナリストが維新から国政で出馬するのではとの見方を示した投稿には「次の国政選挙は考えていません」と否定した。

 

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