G7広島サミット「最高」の開幕、岸田首相は“ゼレンスキー解散”に打って出るのか?

「サミット後解散」意外な史実
報道アナリスト/株式会社ソーシャルラボ代表取締役
  • G7広島初日は原爆資料館訪問やゼレンスキー来日ニュースで「大成功」
  • サミットでの成果をあげての解散もささやかれるが、その歴史は?
  • 岸田首相の成果は「歴代最高」?現下の政治情勢から見る解散可能性

G7広島サミットが19日開幕し、初日から「被爆地」を印象付ける歴史的なシーンが続いた。午後からのセッションに先立ち、午前は参加国首脳が原爆資料館をそろって訪問し、被爆者とも会談。続けて核保有国を含む首脳たちが平和公園の原爆慰霊碑に献花した場面は、日本の政治史に刻まれるであろうメモリアルなものとなった。

原爆死没者慰霊碑への献花後、記念撮影に応じる各国首脳ら(19日、官邸サイト)

昼ごろには欧米メディアが、ウクライナのゼレンスキー大統領が広島を訪れると報道。ゼレンスキー氏が日本を訪れるのは安倍政権時代の2019年10月以来2度目、ロシアとの開戦後にアジアを訪れるのは初めてとなる。議長国として最高のスタートに成功、国内政局的には岸田政権への追い風も予想される。勢いを得そうな岸田首相の解散判断への影響が注目される。

「サミット後解散」その歴史は?

永田町では古くから「解散についてはウソをついてもいい」と言われる首相の決断。これを予言するのは難しいが、先を占う上で「歴史」は振り返ってみる価値はある。日本がG7開催国になったのは1979年の東京サミットから今回の広島サミットまで7回。このうちG7終了から1年以内に解散を断行したケースを、「サミット後に解散」とささやかれる今回の岸田首相と同様のケースがあったのかを調べた。

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報道アナリスト/株式会社ソーシャルラボ代表取締役

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