解散総選挙なら「前哨戦」で全国注目!東京・大田区の都議補選が3倍おもしろいワケ

解散戦略、政界再編にも波及 !?
報道アナリスト/株式会社ソーシャルラボ代表取締役
  • 「解散風」強まる中、東京・大田区の都議補選への注目度がアップ
  • 「古傷」の自民元職に非自民3人の女性による「四つ巴」
  • 「党勢ウォッチ」にとどまらず、政界再編の行方を占う意味とは?

東京のローカル選挙だが、G7広島サミットの歴史的成功で「6月解散、7月総選挙」への風向きが強まり、26日告示の都議補選大田区選挙区(欠員2、6月4日投開票)に対する広域的な注目度が、否応なしに高まりつつある。

東京・大田区の主要駅「JR蒲田駅」(Haruo Oga /Photo AC)

統一地方選を外れて行われる地方選はその時々の各党の基礎体力を占うバロメーターになる。G7閉幕の21日に投開票された東京・足立区議選は議席ゼロだった維新が3人擁立し、上位2人を含め全員当選。4月の練馬区議選で4人も落選して退潮がささやかれた公明は13人が手堅く全員当選して地力を見せた。一方、自民は現職5人、新人2人の7人も落選する事態となり、好調な政権支持率が選挙結果に反映しない最近の傾向を改めて示した。

そうした中で行われる都議補選は自民元職の男性に、無所属の元職、都民ファーストと維新の新人2人の女性3人が戦う「四つ巴」の構図だ。しかも当選枠が2つになったことで戦いは熾烈を極めるが、この選挙は「党勢ウォッチ」にとどまらない。一部で取り沙汰される政界再編の行方を占う意味でも意外に面白くなるのではと筆者は見ている。

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報道アナリスト/株式会社ソーシャルラボ代表取締役

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