「またしても玉川徹氏」政府の処理水放出批判に、自民・細野氏が批判

いまさら大気放出 !?

東京電力福島第一原発の処理水問題で、政府は処理水の海洋放出を24日にも始める方針を固めた。21日には岸田首相が、全国漁業協同組合連合会(全漁連)の坂本雅信会長らと会談し、海洋放出への理解を求めたが、それに合わせて左派メディアは改めて政府批判の大合唱を繰り広げた。

東京・六本木のテレビ朝日(編集部撮影)

この日午前放送のテレビ朝日系の情報番組「モーニングショー」では、コメンテーターの玉川透氏が「原発事故があった国だということを踏まえないと進まない。原発事故に責任を持つ国と東電が被害者である漁業者の理解(を)得られないで進められるわけがない」と、そもそも論から蒸し返し。岸田政権の進め方について「マイナ保険証と同じ」などと批判し、海洋放出ではなく大気放出という選択肢があるとの考え方を示した。

放出のあり方を巡っては、政府は2020年1月の段階で、経産省の有識者小委員会が海洋放出の優位性を認めてその後も準備を進め、7月にIAEAの“お墨付き”も得た経緯がある。玉川氏の発言はこうしたプロセスをスルーしているばかりでなく、ここにきて中国とロシアが同調して水蒸気放出を日本側に求めている動きに実質的に“同調”した格好だ。

これまで処理水問題の風評やデマと戦ってきた自民党の細野豪志衆院議員はX(旧ツイッター)で「またしても玉川徹氏」と呆れた様子。「被災地ガレキの広域処理に対しても玉川氏は徹底的に反対キャンペーンをはった。健康被害も環境被害も起こらなかったが、当時の発言を撤回したという話は聞いたことがない」と原発事故後の玉川氏の言動を指摘し、「同じことを繰り返してはならない。私は日本社会の成熟化を信じる」と力を込めていた。

 

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