【独自】木下富美子都議、“イタコ芸”で故人の名前を無断使用か

故人の娘「自分ファーストぶり許せない」
2021年07月07日 15:00
ライター/SAKISIRU編集部
  • 都民ファーストの会を除名された木下富美子都議にさらなる疑惑
  • 事務所内で掲示していた“為め書き(応援メッセージ)”に故人の名前
  • 遺族は無断使用であるとして憤慨。公選法違反の可能性も指摘される

東京都議選期間中の7月2日に無免許運転で事故を起こした木下富美子都議。5日付けで都民ファーストの会を除名後も、1人新会派「SDGs 東京」を立ち上げて辞職しない構えだが、しかし本サイトの取材で選対スタッフの選挙違反疑惑が新たに浮上し、厳しい声が巻き起こっている。そして今度は選挙期間中に、事務所内で奇妙な張り紙を張っていたことが物議を醸している。

木下氏Facebookページより

木下議員は6月6日、自身のFacebookページで「6/5 事務所開きを開催いたしました」と告知。11枚の写真を同時に掲載したが、そのなかに、元板橋区議会議員・橋本祐幸氏の“ため書き”があった。“ため書き”とは、候補者の当選を願って送られる応援メッセージのようなものだ。

為、木下ふみこ候補 祈 必勝 前板橋区議会議員 橋本祐幸

とあり、橋本氏の名前の上には本人の顔写真が掲載。名前の脇にはこんなメッセージもあった。

ずっと見ていましたよ。さあ私の分まで、まだまだ、頑張って!

ため書きの写真に、木下議員が自らこうコメントしている。

祐幸先生、天国からの応援、本当にありがとうございます。良いご報告ができるよう頑張ります。

前代未聞の「天国からのため書き」

橋本氏は2019年区議選で落選するまで12期48年をつとめた大ベテラン政治家。その翌2020年8月23日にすでに死去している。ため書きは通常、現職の政治家、もしくは引退後も健在の人から激励で寄せられることはあるが、故人の名義を使うことはあるのだろうか。永田町で自民党から野党まで40年選挙戦の実務に携わってきたベテラン秘書は「亡くなった方の名義でため書きを使うなんて聞いたことがない」とあきれている。

前代未聞の「天国からのため書き」だが、せめて遺族の承諾をとったのだろうか。実は今回の都議選で、橋本氏の娘の久美氏が、木下氏と同じ板橋区から無所属で出馬して落選している。編集部で確認を取ろうとした矢先、久美氏はすでに自身のツイッター上で憤りを表明していた。

私の父が今回の選挙で木下候補に必勝の為書きを送ったらしい。でも父は昨年亡くなったはず。あの世からの為書きというイタコ芸か?誰が送ったか知らないけど、陣営も本人も何もかも非常識過ぎるでしょう。これを知った時は怒りよりただ呆れてしまった。

木下さん本人が私の父の為書きは「天国から」と言っている。
いくらなんでもフザケすぎでしょうよ。
私はこういう人に負けたのかと思うとバカバカしくなりますね。

ここでも公選法違反疑惑

さらに公職選挙法違反となる「虚偽事実の公表」にあたる可能性を指摘する声もある。木下議員が当選できたのは、「都民ファーストの会」に所属していたことも大きいだろう。橋本久美氏は、こうもツイートしている。

おっしゃるとおり、父が実の娘の対立候補に為書きなど送るわけないですから。しかも昨年亡くなっている故人を利用するという「自分ファースト」ぶり。娘としても許せないですね。

都民ファーストの会木下さんは今回の事件で無所属になったようだけど、選挙中に私と同じ無所属で闘ったらどうなっていただろうと思う。

事実関係の確認のために連絡を試みたが、木下議員のホームページは不祥事の報道直後からネットのアクセスが殺到し、7月6日夕方時点でサーバーがダウン、画面が表示されない状態だ。電話・FAXもつながらなかった。メールで質問項目を送ったが、期限までに回答はなかった。

SAKISIRU編集部では、木下氏や事務所関係者が取材に応じた場合、続報をアップする。

ライター/SAKISIRU編集部

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